真夜中のタクシー＿m ページ3
「今日楽しかったねー！
次どこ行きたい？」
俊くんはいつもニコニコしていて
すっごく優しい
付き合い出してしばらく経つけど
俊くんは忙しいから
なかなか会うことができない
普通のカップルだったら
ラブラブの真っ只中だろうけど
今の私は会うたびに
ドキドキしっぱなし！！
「どこがいいかな？
映画とか？」
俊くんの反応を伺いながら
無難なところを攻めてみる
「おっ！！
映画いいね！！」
「何かみたいなあったかなぁー」
って言いながら
スマホで公開映画を確認している
俊くんはいつも私の事を優先してくれる
嬉しい反面
無理させてないだろうかとか
俊くんのしたい事できてる？って逆に
不安になってしまうくらい。。。
俊くんの表情から読み取ろうと
スマホに夢中な俊くんを見つめる
「んぁ？
あっ！ごめんごめん！
スマホばっかり見てちゃダメだよね！！」
またそうやって
自分が謝っちゃう。
私が言い出した事で調べてくれてたから
謝ったりしなくてもいいのに。。。
「俊くん
私のわがままばっかりで
次のデートとか決めちゃってるじゃん？
俊くんのしたい事できてないんじゃないかな？」
罪悪感半分と
俊くんの考えてる事を知りたいのと
半分ずつの気持ちで聞いた
「えぇー！
まいこそんなこと考えてたの？笑
俺さー。
まいこと居れるだけで
ほんっと幸せなんだよね！！！
本当は何もしなくてもいいくらいなんだけどー
それだと
せっかくの二人の時間もったいないでしょ？
だからまいこの喜ぶ顔が
見れるのが一番嬉しいんだ！！
だからそんな心配しないで？
ね？？」
そう言うとニコニコ笑顔の
俊くんが私の頭をポンポンってしてくれた
あー！！！！！
このキラキラ笑顔に
また胸がキュンとしてしまう！！
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作者名：きき | 作成日時：2019年2月1日 23時
