第51話 ページ7
『それから、今夜工藤夫妻が不在だってことはわかってたよ。工藤優作大先生は明日、北海道でサイン会だからね。』
赤「さすが、大ファンなだけあるな。」
『でもまさかFBIの会議が開かれていたなんて思ってなかったよ。それもお兄ちゃんの彼女まで来てたなんて。』
赤「おい、勘違いするな。ジョディは俺の彼女ではない。元はつくけどな…」
『元カノ？別れちゃったの？』
赤「俺はAみたいに、二人を同時に愛せるほど器用じゃないんだ…」
秀一兄さんは私の頭を軽くポンと叩いてからリビングを出ていった。
二人というのは、ジョディさんと哀ちゃんのお姉さんのことだろう。前に来た時、恋人を殺されたって言ってたから。
私がヒロと高明さんを同時に愛せているのは二人が兄弟だから。もし全くの他人だったら、私はいつまでもヒロだけを愛し続けていたと思う。
この前と同じ来客用の部屋に泊まらせてもらい、翌朝は秀一兄さんのおいしいおいしい朝ごはんをいただいた。
赤「県警に連絡はしたのか？いくら公安と言えど、無断欠勤すると信頼を失うぞ。」
『今からしようと思ってたとこだよ。』
スマホを手に取り、まずは一課長に電話をした。一課長は超ゆるい人だから、休むと一言伝えればそれで終わり。
一課長の後に高明さんにも電話をかけた。心配をかけないように。
諸「Aさん？どうかしましたか？」
『あ、高明さん、実は東京での用事が長引いてしまったので、今日はお休みさせてもらいます。一課長にはもう連絡済みです。』
諸「わかりました。Aさんが二日もいないのは寂しいですね。」
『私も高明さんに会えなくて寂しいです。でも、今日中に長野に帰れるので、明日は絶対に会えますよ。』
諸「楽しみに待ってます。」
『今日もお仕事頑張ってくださいね。それでは失礼します。』
電話を切った。電話越しだけど高明さんの声が聞けて幸せだな。にやけちゃう。
赤「電話の相手は彼氏か？」
『何でわかったの？』
赤「話している内容とAの顔を見ていたらすぐにわかる。」
自分では感情が顔に出にくいと思っていたけど、恋愛が絡むとそうではないみたい。
赤「その彼氏は確か、スコッチの兄だったよな？」
『そうだけど、いつまでもスコッチ呼びするのはやめてよ。ヒロはもうスコッチじゃないんだから。』
赤「俺は彼の本名を知らんからな。名前は何ていうんだ？」
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おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» ご心配ありがとうございます。私の地域は雨風が強いだけで被害はありませんでした。今日は台風一過でとてもいいお天気です。まだ台風の影響で被害が出ているようなので心配ですね。 (2019年10月13日 9時) (
レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - こんばんわ久しぶりで夏以来の更新で嬉しいですこちらの台風19号は被害大丈夫ですか？私も被害も有りませんが夜の10時すぎたいぶ落ち着いています。 (2019年10月12日 23時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 架印�靴気�» やっぱり癖は抜けませんよね。私自身も長年茶道をやっていて、とある人に拭く癖を指摘されたことを参考にこの事件を作りました。 (2019年10月12日 18時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 高校生の時、茶道部に入っていた為か、出されたお茶碗の縁を指で拭く癖が私もついていて、ついついやってしまいます。 (2019年10月12日 16時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてすごく嬉しいです！ (2019年10月4日 8時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年8月20日 16時
