第52話 ページ8
『名字は、三国志に出てくる諸葛亮孔明の諸に、孔明を表す伏竜の伏を書いて諸伏。名前は景色の景に光で景光。かっこいいでしょ？』
赤「名字の説明が難しすぎるぞ。それで、ヒロ君の兄でAの結婚相手の方は？」
『高いに明るいで高明。音読みするとコウメイになるからあだ名はコウメイなんだよ。かっこいいでしょ？』
アメリカ暮らしが長い秀一兄さんに、三国志とか孔明とかは通じてるのかな。
赤「Aが選んだ男だから大丈夫だろうが、結婚前に一度会ってみないとな。」
『でも高明さんには、お兄ちゃんは死んだって言ってるんだけど、生きてるってことを話してもいいの？』
赤「彼の弟は組織に潜入していた、そして結婚相手のAも組織との戦いに参加している。となると、彼はこの問題に全くの無関係とは言いがたい。」
『それって、高明さんも仲間に入れてくれるってこと？』
赤「実際に会ってみてから決めるがな。」
高明さんを公安の協力者にするよりもFBIの協力者にする方が話が早いかもしれない。降谷さんに提案した件は完全に無視されてるし。
長野に帰るのは昼食後にして、午前中はお兄ちゃんと一緒に工藤邸のお掃除。書斎の掃除中に、お兄ちゃんに隠れてホームズの本を読んでいたことは内緒。
沖矢さんになったお兄ちゃんとお昼ご飯を食べに行った帰り道、車の中でお兄ちゃんは変声機のスイッチを押し、赤井秀一の声で話し出した。
赤「Aがもう結婚するなんてな…まだ先のことだと思っていたよ。」
『失礼な！お兄ちゃんには負けるけど、私けっこうモテてるんだよ。』
赤「そういう意味じゃない。月日が経つのが早いという意味だ。Aに最後に会ったのはAがまだ学生の頃だったからな。」
確かに、高校を卒業してから今日に至るまでの約10年間は一瞬だった気がする。
赤「Aも秀吉も真純も、大きくなったな。」
『お兄ちゃんが変わらないだけだよ。』
赤「次の休みには結婚相手のコウメイ君を連れて俺のところに来い。彼が協力者に相応しい人物かどうか判断する。」
『わかった。言っておくけど高明さんはお兄ちゃんより年上だからね。気軽にコウメイ君て呼べる人じゃないからね。』
車を停めている駐車場まで送ってもらい、そこでお兄ちゃんと別れた。昨夜は怒られたけど、何だかんだお兄ちゃんは優しい。
車を走らせていると、私の知っている人物三人の背中が見えた。歩道に車を寄せ、窓を開けて三人に声をかけた。
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おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» ご心配ありがとうございます。私の地域は雨風が強いだけで被害はありませんでした。今日は台風一過でとてもいいお天気です。まだ台風の影響で被害が出ているようなので心配ですね。 (2019年10月13日 9時) (
レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - こんばんわ久しぶりで夏以来の更新で嬉しいですこちらの台風19号は被害大丈夫ですか？私も被害も有りませんが夜の10時すぎたいぶ落ち着いています。 (2019年10月12日 23時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 架印�靴気�» やっぱり癖は抜けませんよね。私自身も長年茶道をやっていて、とある人に拭く癖を指摘されたことを参考にこの事件を作りました。 (2019年10月12日 18時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 高校生の時、茶道部に入っていた為か、出されたお茶碗の縁を指で拭く癖が私もついていて、ついついやってしまいます。 (2019年10月12日 16時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてすごく嬉しいです！ (2019年10月4日 8時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年8月20日 16時
