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すっかり、ここは"七五三掛先輩の家"。
Aに対して甘えたいだの、愛しいだの、決して口には出来ないアウェーな感覚を俺は覚えた。
ぎこちなくソファーに座る俺の目の前で、テキパキと晩酌の準備をするA。
「先輩いつもこんな遅いの？」
自分から挙げた話題が七五三掛先輩のことじゃ、そりゃ世話ないなって思う。
「今日は会社の人とご飯食べてくるんだって。
多分、家でも飲むんじゃないかって一応準備しとく」
「一応って？」
こんなに一生懸命、お酒に合う料理を作って、それを口にしないなんてこと、あるのだろうか。
「飲まない時もあるし。その時の龍也の気分次第だけど」
「それって…」
Aが可哀想じゃん。
そう喉まで出かかったけど、人ん家の事情だから口にするのはやめた。
だけど、
「俺なら全部食べるのに…」
気付いたら、込み上げた感情から、ボソッと呟いてた。
するとAは一瞬目を丸くしたものの、
「ありがとう」
と優しく微笑んでくれた。
その後は、俺のたわいもない仕事の話を延々聞いてくれたA。
子育ての話とか、友だちの話とか、Aも自分のことを話してくれる。
それだけで癒されて、
何だかんだ来てよかったなって思った。
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かなこ(プロフ) - コメント失礼します。作品とても面白かったです！顕嵐くんのためにたくさん悩んだり、自分の気持ちそっちのけで好きな子の幸せを考えるモロ先輩が素敵すぎます！顕嵐くんも前に進もうとする姿や先輩の背中を押す姿に感動しました！ (2017年12月18日 16時) (
レス) id: 79c3722c3d (このIDを非表示/違反報告)
踊れる人大好き芸人(プロフ) - ppppuさん» 有難うございます！この2人の絡みは清潔感があって、作品に入れさせて頂くと爽やかになる感じ(？)がするので、また何かで登場させられるように頑張ります。 (2017年6月15日 21時) (レス) id: 698c405fce (このIDを非表示/違反報告)
ppppu(プロフ) - あらみゅ厨にはにやにやの止まらない話でした（笑）ありがとうございました。 (2017年6月15日 15時) (レス) id: 25c596ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年5月31日 22時
