Hardy begonia ページ10
「？岩ちゃんどうした？やっぱなんか『大丈夫だ』…そっか。ならいいけどね〜」
ふんふふ〜んと朝っぱらから上機嫌に鼻歌を歌う及川を見て俺はさっき何を言おうとしてたんだ…、と不安になる。
及川は宇波が好きで、俺は及川が好きで、つまり及川が俺の事好きになってくれるなんて有り得ない。
混乱するようなことを言ったら今までの関係が一気に崩れるのだって分かってる。
悶々と考えているとまた不快な吐き気と頭の痛みが襲ってきた。
近くにあった茂みに行って吐く。
またぼんやりと視界が澄んでいって目の前には濃いピンクの花びらがたくさん散っていた。
『…はあ、私情は部活に持ち込まないのが、俺のモットーだったのにな。あークソ、どうすりゃいいんだよ…』
頬に伝う温かい感覚。
『……いっそのこと嫌いになれたらいいんだけどな』
なれるわけが無い。
分かってるんだよ。
それが出来ないくらい及川が好きだ、って事。
早くこんな気持ち消さなければならないのに涙は勝手に溢れてくるしこれ以上この気持ちをどう止めればいいんだろうか。
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れいな - 私腐女子なのでこの作品読んだんですけど、めっちゃ面白かったです！ (2022年7月16日 21時) (
レス) @page15 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しほかもしれない（？） - え、なに？ 始まりかたすき(((は？ (2020年8月23日 17時) (レス) id: 7b6bdaef7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kosame | 作成日時：2020年5月28日 21時
