58 徹目 ページ8
あれ？
何だろう。急に眠気が・・
「・・・・っ！？痛っ！！」
「Aさん！？」
「どうされました！？」
眠気が来て目を閉じようとした時、いきなり小指が痛み目が覚めた。
私は痛む小指を摩っていると千寿郎君としのぶちゃんが慌てて私の元へやって来る。
「今、急に眠気が来たと思ったらいきなり小指が痛くなって目が覚めたの」
眠くもなかったし、パソコンも触ってないから指の腱鞘炎にもなる筈無いのに・・。
しのぶちゃんは手を口元に置き何か考えている。
「眠気が来る前に何か呟かれてましたよね？」
「あ、おばあちゃん思い出して会いたいなって独り言言ったかも」
「・・・・帰りたいと言ったからとか・・？もしかして眠ったら帰れたのではないでしょうか？」
私としのぶちゃんの会話を聞いた千寿郎君は他から見ても心配になる程血の気が引いた顔になり、私の両腕を掴む。
「Aさん帰ろうとしたんですか！？何故！？勝手にいなくならないと言ったじゃないですか！！」
「い、いや・・帰ろうと思ってたんじゃなくて・・」
私はとりあえず今まで見た事ない程慌てる千寿郎君を抱きしめて背中をさすった。
「お願いですAさん・・何も言わずに帰ったりいなくなったりしないで下さい・・」
「もちろん。帰る方法が見つかったらきちんと皆に言うよ。はいっ！約束！」
「はい。約束してください」
「・・・・」
私が小指を出し、目に涙を溜める千寿郎君と指切りをするのをしのぶちゃんは考えるように見ていた。
しのぶちゃんが口を開こうとしたところ、いきなり視界が揺れだし気持ちが悪くなる。
「・・っ！？Aさん！？どうしました！？」
「何か・・焦点が合わなくって・・きつい」
体も熱い。
あ、無理だ
いよいよ立っていられなくなった私の視界は真っ暗になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 915人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくね(プロフ) - シンヤさん» シンヤ様！見捨てずいて下さってありがとうございます(´；Д；`)怒るでもなくコメントまで下さるとは、、背中を押して下さったおかげで完結させる事ができました！本当にありがとうございました！(;o;)番外編！そんな需要はないと思っていたので嬉しいです！ (8月26日 0時) (
レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 紫音さん» 紫音様！コメント下さりありがとうございます！(；ω；)楽しみにしていて下さっていたのですね！本当にお待たせしてしまい申し訳ありませんと同時に嬉し過ぎます(;o;)読み直してまでもらえるなんて光栄です！本当にありがとうございました！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (8月25日 23時) (レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 素敵な作品で完結おめでとうございます🥰🥰番外編あるといいなと思います🥰時間がある時何度も読み返しています🥰🥰ありがとうございます🥰これからも素敵な作品楽しみにしています🥰 (8月25日 2時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - コメント失礼します。完結おめでとうございます！ずっとずっと楽しみにしていました(^-^)強火でたまに病んでる煉獄さんにいつもときめいていました！とても素敵な作品で、更新していたのを見て、完結したのを見てまた一から読み直してしまいました…！ (8月19日 7時) (レス) @page49 id: 9b48e88303 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - シンヤさん» シッシンヤ様ー！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡返信が遅れてしまい申し訳ありません(;o;)待っていて下さりそしてコメントまで下さるなんて本当にありがとうございます！心臓がギュンとなりました。近々更新させていただきますので読んでいただけますと幸いです！(´；ω；`) (8月11日 0時) (レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つくね | 作成日時：2021年11月21日 21時
