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えっ!!




これって……お姫様抱っこ!?




神威くんの顔が上にあることからそうであることが分かる。




貴「っ!神威くん、いいよ!私重いし!下ろしてっ。」




神「何言ってんの?そんな体で動けるとでも?俺に頼ってって言っただろ?しかも、こんな軽い体俺が運べないと思ってるの?そんな訳ないじゃん。」




立て続けに言われて、何も言い返せなくなった。




貴「神威くん、ごめんね。」




話聞けなくて。迷惑掛けちゃって。




神「俺、ごめんじゃなくて、もっと別の言葉が聞きたいな。」




ニコリと笑ってそう言う神威くん。




貴「…ありがと!」




神威くんに弱々しく笑い返してお礼を言うと、神威くんに揺られながら目を閉じた。

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作者名:星海 | 作成日時:2017年4月5日 10時

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