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貴「神威くん、上がったよー。遅くなってごめんね?」
神「……。」
貴「?」
濡れた髪を拭きながら部屋に入り声をかけると、神威くんからの返事はなく、近づいても動かずにただ1点を見つめていた。
どうしたんだろうと思い、名前を呼んでみても反応がないので顔を覗き込んだ。
神「うぉぁっっ!!Aっ!!?」
…と、凄い驚きよう。
貴「そんなに驚かなくても。神威くん、名前呼んでも気づかないんだもん。…なんかあったの?」
神「えっっ!?…ううん、何でもないヨ。」
…そうかな?
完全に納得しないまま、ソファに座っている神威くんの隣に座る。
そして、神威くんの顔をじぃーっと見ていると、バチッと目が合った。
神威くんの目が少し見開かれたかと思うと、神威くんは口元を手の甲で隠して目を逸らした。
…少し顔が赤いような…?
貴「神威くん…やっぱ今日なんか変だよ?どうしたの?…あ、お腹すいた?とか。なわけないか。」
神「そっそうそう、それだヨ!ずっとAのご飯食べてなかったから、元気が出なかったんだっ。…食べたい。」
先ほどの見開かれた目とは変わって、いつものニコニコした笑顔を浮かべた神威くんは、そう言った。
貴「ふふっ。何食べたい?」
神「んー、お店のメニュー全部!」
貴「ぜっ、全部?!」
神「A驚きすぎ!ウソに決まってんじゃんか。」
貴「もうっ!」
2人で笑いあってご飯を作り始めると、神威くんがいつもと違うと感じたことは、いつの間にか忘れてしまっていた。
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作者名:星海 | 作成日時:2017年4月5日 10時