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神威side




━━━━━━━トントントン……。




翌朝、料理をする音で目が覚めた。




ゆっくりと体を起こす。




すると、肩に掛かっていた毛布がパサリと滑り落ちた。




貴「あっ、神威くん起きた?おはよう!」




神「お、おはよ。」




そっか、昨日の夜ここに来てそのまま寝ちゃったんだ。




貴「神威くん、大丈夫?体痛くない?…私久しぶりに座って寝て、体痛いよ。」




神「えっ!Aも此処で寝たの?」




貴「うん。だって、私だけベッドで寝るわけにもいかないでしょ?」




Aは優しいな。




その優しさに、フッ、と笑みが零れた。




貴「神威くん、朝ご飯出来たけど、食べる?」




神「うん、もちろん!朝からAのご飯食べられるなんて最高だネ!」




どんどんと箸が進む。




Aが船に来てくれたらいつもこうなのに、と考えたのは言うまでもない。

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作者名:星海 | 作成日時:2017年4月5日 10時

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