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変な妄想してしまい頭をブンブンふる。
その後すぐ目暮警部たち警察官たちが現場検証をしている。念のため関係者ということで私も現場に入る。
なるべく遺体を視界に入れないように蘭の後ろから部屋の様子を見る。
ヨーコさんとマネージャーの山岸さんが遺体の顔を確認しているようだ。そしてコナンくんはまたもやウロチョロと現場を見ている。怖くないのかな……
遺体が運び出されてようやく現場を見渡す。ソファの下にイヤリングが見つかり、それが池沢ゆう子さんのものだと判明した。おじさんはゆう子さんが犯人だと決めつけ、大急ぎでゆう子さんを呼びに警官が数人出て行く。
数十分後、ゆう子さんが到着したが、なぜここによばれたんだとすごい剣幕で捲し立てる。イヤリングを見せてもどこかで無くしたとのらりくらり。
コナンくんはまた何か気になって、おじさんの邪魔している。
「ダメだよ!コナン君!おじさんや警部の邪魔しちゃ……」
コナンくんの手を引いておじさんたちから離れさせる。
蘭はコナンくんの探偵ゴッコはまだ早いとたしなめてる。
「新一なら、きっと新一ならこんな事件もっと簡単に解いちゃうのにね……本当……どこ行ったんだろ……あの推理オタク……」
「蘭……」
蘭の寂しそうな顔に胸がズキズキする。そんな時――
「き、きっと……きっとすぐ戻ってくるよ!だから心配するな!」
「「?」」
「た、たぶんだけど」
ゆう子さんが来たこと無いのに自由の女神型のライターを利用したり、トイレの場所を知っていたりなど怪しいと話題になり、ゆう子さんが、ヨーコさんの家に入ったことが判明。しかも被害者の情報が報告されるとおじさんがヨーコさんと高校が同じ(よく知ってるなあ。さすがヨーコファン)となった。こうなるともう隠し切れないとヨーコさんから被害者とは高校時代の恋人だったと自白した。
「教えてください!彼を殺したのはいったい、誰なんですか!?」
ヨーコさんの悲痛な訴えに現場には沈黙が流れる。
「フッフッフ。今度こそわかったぞ!犯人は……マネージャーの山岸、きさまだ!」
とおじさんは自信満々に推理を披露していたが、突如ヨロヨロとイスに座って話しはじめる。
今回の悲しい嘘と誤解の偶然が重なり合ってできた悲しい事件の真実――――
私はその光景をずっと………………
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作者名:久春 | 作成日時:2023年11月23日 12時