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地上最強 02 ページ4

〜Side 総悟〜

マジか。
そう来たか。

「どこに惚れたの?ねぇ!ねぇ!ねぇ!」

黙りとしかできねェ俺。
いや、答えられるわけねェだろィ。

だって全部だし。
絞れねェよ、ンなモン。

「ねぇってば!!」

「だああああ!!全部っつってんでィ!!」

シーン。

あれ、シラけた?
シケたよな?
割と本気だったんだけどねェ。

俺たちの間に風が吹きぬけていく。

「私もあんたの全部が好きよ!!!」

その空間の中に響いた声は、俺を驚かせるもので。
逆にそう言い返されるとは思っていなかった。

「あ、あ、・・・・今のは忘れて!無かった事にして!!」

出来るわけねェだろーが。
アレ聞いてからなかった事にしろとか、無理だろィ。
普通に考えても。

「んなこと出来るわけねーだろ。余計に惚れたわ。バカが。」

「んなッ!?」

どんどん顔の赤みがヒートアップしていくA。
こいつの前世、ゆでダコだったんじゃ・・・。

「口に出てるわよ。」

「そりゃ失礼。」

「少しかがみなさいよ。」

「何ででィ。」

「良いから!!目、瞑りなさいよ。」

意味分かんねェ、と思いながらかがんだ。
実際、コイツは俺より10cm位背が小さいわけで、俺には何をやっても届かねェ。
目も瞑ってやったんだが。

そう思ってると、Aの両手が俺の頬に添えられて。
その次には少しのリップ音と、唇に暖かい感触。

そこで目を開くと、自分がキスされてる事に気づいた。
少しだけ、遊んでみよーか。

アイツの後頭部を抑え、自分の舌をAの口にねじ込ませ、歯列をなぞり、やがて舌同士で絡めあう。
急な異変に気付いたAも目を開けるモンだから、目でドヤってしてやった。

それ自身、辺りに響く水音が示していた。

やっとの事で、手と唇を離すと俺たちを繋ぐのは光に反射された銀の糸。
息を切らし、またもや顔を赤く上気させているAと、同様に初めてやった事に恥じらいを感じて顔を赤くしている、俺。

やっと落ち着いたのか、Aがやれやれというように言った。

「今気づいたのよ。」

「何に?」

「ここが街中。しかも私達、めっちゃ見られてたよ!?」

辺りを見れば、人が群がっていた。
おいおい。
まさか、な。

これ明日新聞に載らねぇよなァ!?

「あ、神楽見っけ。」

Aの見ている方向を見ると、チャイナ。
俺に気づいたチャイナは立派に中指を立てた。

死亡フラグ建設されたわ。



そのころ屯所では・・・・。

「アイツらァァァァ!!!!」

土方さんが起こっていたという。

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柊ミツバ(プロフ) - 黒狐さん» 閲覧ありがとうございます!テスト明けに更新しますよー! (2018年6月25日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - めっちゃ面白いです!更新、頑張ってください! (2018年6月25日 17時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - sakuraayaneさん» 面白いなんて・・・ありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします! (2018年6月4日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraayane(プロフ) - いつも面白いお話をありがとうございます!早く次話を見たいです!いつもご苦労様です! (2018年6月4日 18時) (レス) id: 101c82a739 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - みさっとさん» 閲覧ありがとうございます!リクエストがあれば何なりと! (2018年5月2日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊ミツバ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/  
作成日時:2018年4月16日 20時

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