地上最強 25 ページ27
〜Side 神楽〜
「A姉、入らないアルか?」
おかしい。
いつもならすぐにでも全身を洗ってるはずのA姉が、それを躊躇っているネ。
普通じゃないアル。
「ううん。そう言うわけじゃないの。ただ、先入ってて?」
少しだけ悲しそうに笑って見せた、A姉の顔が少しだけマミーに似てたヨ。
自分は死ぬとわかっていても、それを隠して私たちに接していた頃のマミーに。
肌をタオルで隠しながら、A姉は体を洗い始めた。
あれ、何ネ?
白い肌から覗く、青くて赤い痕。
「これだけは許してネ、A姉!!」
思いっきりA姉を立たせて、タオルを剥ぎ取った。
「やめて!!神楽!!」
「何があったアルか?この傷も、痕も・・・・、」
「っっ!!」
崩れ落ちた。
白い肌にはたくさんの痣や傷ができていた。
ただ事じゃなくて、何かに巻き込まれたって事だと思うアル。
「話してヨ、A姉。話してくれないと分かんないアルヨ?大丈夫ネ、A姉には私たちが居るアル。」
背中をさすって、話させたかった。
何があったのか分かんない。
話してヨ、お願い。
A姉は全部を教えてくれた。
*
3日前、誘拐されたこと。
そのまま成す術もなく(暗器などをたまたま所持していなかったため)、ヤクザ連中にとらわれていたこと。
その三日間の間に、蹴る殴るなどの暴行を加えられたこと。
いつもなら体術で抵抗できたものの、そこまでの体力がなく抵抗ができなかったこと。
そして、サドと結婚していることがバレて、キスマークなどを大量につけられたこと。
最後の最後でギリギリに回復した体力で、ある程度のヤクザを蹴倒して、命からがら逃げてきたこと。
それを言えずにサドと喧嘩したこと。
「何でサドに言えなかったネ。」
「アイツの事だから責任感じるじゃない。『俺と結婚してなければ、』って。私は総悟といたいから結婚したのに、そう思われたら嫌なの。」
一理あるネ。
でもそれと同じようにサドもA姉を心配してる。
それってつまり、夫婦なのに遠慮しすぎな気がするアル。
そこで疑問になった。
蹴られたりしていたはずなら、お腹にも傷痕ができていたはず。
なのに何でなかったんだろう。
「A姉、なんでお腹には傷一つないアルか?」
「そういえばなんでだろうね。なんかね、急に守らなきゃいけないような気がした。」
それだけよ、とA姉は言った。
聞いたこと、銀ちゃんたちにも話そう。
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柊ミツバ(プロフ) - 黒狐さん» 閲覧ありがとうございます!テスト明けに更新しますよー! (2018年6月25日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - めっちゃ面白いです!更新、頑張ってください! (2018年6月25日 17時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - sakuraayaneさん» 面白いなんて・・・ありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします! (2018年6月4日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraayane(プロフ) - いつも面白いお話をありがとうございます!早く次話を見たいです!いつもご苦労様です! (2018年6月4日 18時) (レス) id: 101c82a739 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - みさっとさん» 閲覧ありがとうございます!リクエストがあれば何なりと! (2018年5月2日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ミツバ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時:2018年4月16日 20時