貰われます 33 ページ37
〜Side A〜
同日。午後9時。
私は再び、手足の自由を奪われ晋ちゃんの足元に、座らざるを得なかった。
「どういう事だ、A。」
もういつの間にか、体は傷だらけ。
蹴ったり殴られたり。
普通かもしれない。
「逃げようとしただけよ?普通の事。」
「今の状況、分かってんのかァ?」
しゃがみこんで、私の目線に合わせた。
分かってるから、やるんじゃないの。
「そうだよ。分かってるよ。人質が逃げようとして何が悪いのさ。だから身長伸びないんだよ。」
「それは関係ねェよ。」
「悪行ばかり成すからよ。世界ぶっ潰すとか、くっだらない事ばっかり。」
頭を鷲掴みにされる。
別に。
力入ってるから頭が痛いのは普通じゃん。
「俺は先生を殺したこの世界を許さねェよ。誰に何と言われようと、な。」
終わったことを振り返って何が残るの?
確かにお兄ちゃんは、先生より私達を選んだ。
晋ちゃんがこの世界を恨むのも、私だってよく分かっているつもりだ。
でも、先生が私達が生きていることを願ったのならば、それで良いじゃないのよ。
「私はね、アンタのその傲慢さが気に入らないのよ。終わったことを振り返って何が残るの?後にも先にも、私達には未来しか無いのにさ。」
「何が言いたい?」
へぇ、ここまで言ってわかんないんだ。
国語の聞くテストとか点数悪かったんだろうな。
「私はアンタがいつまで、そのくっっだらない執念に縛られてるかって言いたいのよ!!!!」
拳が腹に当たった。
強打した、の方がいいかもしれない。
「俺は執念に縛られてはいねェよ。」
「ならどうして!?先生が私達に、命を賭してでも生きて欲しいと願った結果、私達は生きてる!!それの何が、何がいけないっていうの!?あんたがやってんのは、先生の思いを踏みにじってるのと同じよ!!」
「黙れ。」
その低い声に口を噤んだ。
「こいつを地下牢に入れておけ。」
私は鬼兵隊の人間に担がれて、地下牢へ閉じ込められた。
ジメジメしてて、薄暗い。
ネズミが一匹、二匹。
「これは、何?」
私がそこで見つけたのは、1つの黒い物体。
アンテナみたいなのがついてる。
これは、使えるかもしれない。
晋ちゃん、やっぱり私はあんたより一枚上手だよ。
こんな所に、こんな物を置くたァね?
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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うあ(プロフ) - 百人一首の上の句ですよね?ンで、下の句が、竜田の川の、かけじや袖の、末の松山、霧立のぼる、しづごころなく、住之江の(これは上の句ですね)けふ九重に、だから間の"や「ん」を入れると…? (2022年7月24日 9時) (レス) @page31 id: 29ff002f6f (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - saki_maru0727さん» マジですか!?そんな事もあるのか・・・!! (2018年5月6日 19時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
saki_maru0727(プロフ) - 身長、体重 、年齢まで同じという奇跡!身長に関しては.8まで一緒とかありえますか!? (2018年5月6日 18時) (レス) id: bb03d33038 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 皆様ありがとうございました!回答していただいた文は、本編にて掲載させていただきます!ありがとうございました! (2018年4月4日 18時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 茉奈美さん» 百人一首の上の句と下の句であってますよ!繋げて読めばいいです!ご名答! (2018年4月4日 18時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ミツバ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時:2018年3月6日 15時