沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰ってやる 34 ページ38

〜Side 総悟〜

同刻。

「Aさんの居場所が分かりました！！」

「早くその紙よこせ、ザキ！！！」

ザキから紙を奪い取った。
そこには、汚い字で''鬼兵隊戦艦''と書いてあらァ。

高杉の野郎かィ。

「港には高杉の船が停めてある模様です！！警備が厳重で、中には入りにくいとの事！！春雨とも手を組んでいます。」

なんじゃそりゃ。
よくも停めてくれたなァ。
しかも普通の船のように工作されてんのかィ。

「よし、作戦会議だ。一刻も早く、Aちゃんを奪還するぞ。」

近藤さんのその声で、作戦会議が始まった。

＊

「問題はどう入り込むかって事でさァ。」

「そうだな。総悟、お前達一番隊と万事屋は俺たちや他の隊が出入り口で、鬼兵隊や春雨を引きつける。だからその間に突破しろ。」

確かにそのほうが有力でィ。
敵は海賊とテロリスト。
その方がよっぽど敵を引きつけられる。

「土方さんの癖に名案ですねィ。」

「どういう意味だ！！」

「そのまんまでさァ。」

アイマスクをつける。
明日の為に体力つけておいた方が良いかと思ってな。

だが、その時だった。

『ア''ー・・・ア''ー・・・・・。』

会議室にある無線が音を立てた。
周波数を合わせないと使えないはずでィ。
それに、この周波数を知るのはここの人間だけ。

断末魔がやっとの事で終わった。
周波数が完璧にあったらしい。

『こちら、Aです。聞こえますか？』

普通よりも高い声。
そして名前。

「A！！テメェ、今どこでィ！！」

部下が持っていて無線を取り上げて、通話口に向かって怒鳴りつけた。

『うるさい、バレる。今は鬼兵隊戦艦の地下牢。閉じ込められた。』

「無事なんだな！？」

『まぁまぁね。それより、今そっちはどう？』

「お前の奪還作戦会議でィ。近況を教えろ。」

『鬼兵隊と春雨は手を組んでる。危険なのは高杉と神威。今、船は管制塔の近くにある。あ、私の奪還作戦なんでしょう？なら言っておくわ。』

何をでィ。

「早く言え、バカ。」

『操舵室に起爆装置を仕掛けた。これで私もテロリスト入りね。リミットはあと30時間くらい。あと道には4ルートある海上ルートが2つ、陸上ルートが2つ。陸路の1つは正面、2つめはそこから向かって東側にある大きい通気口。ドライバーで色々外せば入れるはず。』

「何でそれがわかるんですかィ？」

『昨日のうちに捜索済みよ。大体は頭に入れた。あと言えるのは、至る所の通路に河上万斉の糸が張り巡らされている。だから気をつけて。あ、バレちゃうからまたね。』

無線が途切れた。
これで粗方、情報は掴めた。

貰ってやる 35→←貰われます 33

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す