跡地 4わ ページ4
そう尋ねると 目の前の暁山は少し俯き、
「逃げてきたんだよ、周りからの質問攻めとなんとも言えない空気が耐えられなくてね。勿論話しかけてもらえるのはありがたいけど!」
また笑顔を作り直した。
そんな暁山を見ていると
なんとも言えない不快感を覚える
「で キミこそなんで屋上…というか屋上前の階段か。集団が苦手にしても、
昼食をとるならもっと他にあるとおもうんだけど。この学校広そうだし」
くぅっ、と小さく首を傾げて尋ねる暁山
『そのひろ〜い学校を探索した結果、ここが一番落ち着くからだよ。
…それに キミみたいに面白い人も来るしね?』
「…もしかして、ボクの事志願者だと思ってる?」
『学校の屋上なんてソレ以外に使い道ないでしょ』
いや流石にこれはオーバー…
だけれど 生徒が一人で屋上まで来るなんて大体の理由はそうだろう
『実際 何人か見たしね。というか殆どそうだったし
もしキミが志願者じゃないって言うなら、ボクからしたらキミが異例だよ。』
自分でも 趣味が悪いとは思うよ。
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作者名:どーなつ | 作成日時:2022年8月6日 6時