どうせなら、雪になって消えたい【鬼滅の刃】

十一. ページ11

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本部から次の指令が来た


しかも今回は単独ではない、柱との合同だ


誰かって言うと炎柱の煉獄杏寿郎。



なんでもある汽車内で何十人もの人が行方不明になっているそうで


柱である私と杏寿郎くんが派遣されたわけだけど...




A｢.....。｣



煉獄｢うまい!! うまい!! うまい!!!!｣




相変わらず...元気だな、この人は


どこ見てるのかわからないし、｢うまい｣しか言ってないから話しかけてはこない


でもなぁ、これから何人かの隊士も来るって話だし


柱以外の隊士との任務なんていつぶりだろうか


出来ることなら後輩とは関わりたくない





｢あの人が炎柱...?｣


｢うん...｣


｢ただの食いしん坊じゃなくて?｣


｢うん...｣




あれ、この声は...




｢あの、すみません....煉獄さん｣


煉獄｢うまい!!!!｣


｢あ、それはもう...すごくわかりました....。と、あぁっ!!!｣




この子とはなんだかよく会うなぁ


私がいるの気づかなかった?それとも聞いてなかったの?


べつにいいけどね




A｢どうも。｣


｢うわっ、誰なのこの目隠しした人!!!｣


炭治郎｢ぜっ、善逸っ!!!この人も柱だから....｣


善逸｢えぇっ!?聞いてないよぉ!!｣




.....本部も、せめて私が任務に参加してることくらい言っといてほしいよね


隊士達を混乱させたらいけないのに


まぁ私はどこにいたって混乱のタネか。





煉獄｢うむっ!!雹山はこの場にいないと思ってくれていい!! これは俺達4人で行うぞ!!｣



A｢.....そういうこと。じゃあ私は別の車両にいるわ。何かあったら鴉を飛ばして｣



煉獄｢お前に頼るほど俺は落ちぶれちゃいないっ!!｣



A｢そうですか。だったら私は勝手にやらせていただくから｣





オロオロしている炭治郎くんと善逸くんという少年を他所に、私は隣の車両にうつった




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