062 ページ13
隆二side
広臣「って.....わけですよ、泣けるでしょ?」
なんて、右口角をあげる臣
隆二「うん、泣ける.....」
実際、会えたわけじゃないけど
ついさっきまでAがここにいたんだと思うと
なんだかすごく嬉しい
広臣「なんだよー泣かねーのかよー」
隆二「泣かないし笑
こういう時泣くのはいつも臣でしょ?」
広臣「ちっがーう」
なんて、がやがややっていると
臣はきゅうに真面目な表情に変わった
広臣「隆二....」
隆二「んー?どしたの変な顔して」
広臣「俺、隆二に泣いて欲しいんだよ」
隆二「なーんでよ笑」
俺に泣いて欲しい?
大の大人が今更.....
広臣「さっきAにも言ったけど
俺もAも、ずっと隆二に守られてた気がするんだ
だからさ.....Aが死んだ日、俺のせいで我慢させちゃってたと思う
俺.....お前のことわかってるようでわかってなかった」
隆二「あー.....はいはい
そういうことねー」
広臣「はーっ!?
何その反応っ!?
人が改めて向き合って話してんのに〜」
隆二「だぁってさ〜
確かに我慢したこともあったけど
お前らそんなこと気にしてたのーっ!?」
広臣「気にするしっ!!
子供みたいじゃんか俺っ!!!」
隆二「俺、兄貴なんでしょ?
だったら臣とAは子供のままでいーの」
広臣「くっそ.....
もういい、お前の兄貴称号取り消す」
隆二「えー笑」
臣......
お前が俺のことわかってないなんて
全然そんなことないじゃん
俺、ちゃんと泣いたよ
お前が暴走した日、心配で心配で泣いたし
Aが死んだ日も、もちろん泣いた
1人でね......
.
.
なんでかって?
.
.
.
兄貴だからだよ.....
1129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
O_OF0820(プロフ) - めっちゃいい爆笑 (2016年3月24日 11時) (レス) id: 9298226684 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI☆(プロフ) - 反対ですね。 (2016年3月23日 14時) (レス) id: f2a9fac426 (このIDを非表示/違反報告)
O_OF0820(プロフ) - めっちゃよかったです!さいこーーー! (2016年3月13日 16時) (レス) id: 9298226684 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - めっちゃ面白かったし、感動しました!!終わり方絶妙です!!個人的には次回作もやっぱり臣くんがいいなぁって思ってたりもします(笑)これからも読ませていただきますね♪ (2016年3月13日 8時) (レス) id: 5081b55c54 (このIDを非表示/違反報告)
karen - 良かったー! (2016年3月3日 19時) (レス) id: 4629b5ab61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モペペ | 作成日時:2016年2月29日 20時