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「三橋〜!伊藤〜!出て来いやぁ〜!」
「…なんの、用ですか」
「あ?お前誰だよ」
「わ、私はあの2人の友達…です」
ざっと100人近くいるのでは…と思う程の人数でみんなみんな怖い顔してこっちを見ている
それだけで逃げ出したくなっちゃいそう
「あらあら、これはAちゃんじゃないですか」
「相良くん…どうしてあんな事したの」
「あんな事?なんのことかな?それにしてもあの2人はAを1人でよこして逃げてるのかァ?」
キャハハと笑う相良くんは私が知らない相良くんでその目を見てゾッとする
「逃げてねえよ、何の用だ」
「伊藤くん…」
「口の利き方に気を付けろ「何のご用ですか?」だろ?」
「何しに来たんですか?警察を呼びますよ」
伊藤くんの後ろから理子も付いてきてくれた
心強くてホッとする
「いいんですか?おねえさん、警察呼んだら学校が困るでしょ?何もケンカしに来たんじゃないんですよ…これを渡しに来ただけ」
相良くんが私に茶封筒を渡してきた
それを開ければ300万円と書かれている紙が入っていた
「軟高の皆さんが普通の高校生活を送りたかったらそれ払ってもらおうかな〜と」
「バカ言ってんじゃねえよ」
「もし払えねえなら開久挙げて中に乗り込むぜ?伊藤と三橋で生徒全員守れるのかな〜?」
「相良くんどうしてこんな卑怯なことするの!?」
「卑怯なのはそっちの三橋だろ!?」
開久の男が私に掴みかかってきそうになった時、後ろからメーンと間抜けな声がした
「正義のヒーロー!どうも!剣道部の田中です!」
「たか…し…?」
「ケンカする気はなかったがそちらから手を出されたら黙っていられませんね〜」
「行くぞ」
貴志は私の手を掴んで校舎裏に逃げ込んだ
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マドレーヌ(プロフ) - 応援してます!頑張ってください^ ^待ってます! (2020年5月24日 6時) (レス) id: 912a5780dc (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さいね♪ (2019年7月3日 2時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
ももずく(プロフ) - アムルアイさん» 更新が遅くて申し訳ありません!GW忙しくて更新できませんでした…。今続きを書いてる途中ですのでもう少しお待ちください!ありがとうございます! (2019年5月9日 9時) (レス) id: 65b8d45dc5 (このIDを非表示/違反報告)
アムルアイ(プロフ) - めっちゃめっちゃ最高です!続き楽しみにしてるので是非完結まで続けて欲しいです! (2019年5月6日 4時) (レス) id: 0b79d1c6c6 (このIDを非表示/違反報告)
ももずく(プロフ) - ハンサムさん» すみませんでした。以後気をつけます!ありがとうございます (2019年4月14日 10時) (レス) id: 65b8d45dc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももずく | 作成日時:2019年4月14日 9時