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ep.1 ページ2

わたしと蛍は同じ高校に進学した


わたしは女子校が良かったんだけど、蛍のことが大好きなわたしのお母さんは同じ高校に行けってうるさかった


まぁ学力的にも合ってたし、家からも近いし別に良かったんだけどね



蛍「Aはなんか部活入るの?」


高校入学して一ヶ月とちょっと。


「入らないよー、せっかく高校生になったんだしバイトしたいもん」



蛍「へー、そうなんだ」



蛍は当たり前のようにバレー部に入った
小学生の時からクラブチームに入ってバレーしてるしね。



わたしも一度だけ小学生の時に蛍の入ってるチームに体験に行ったことがある

運動神経悪いわけじゃないはずだけど、それでもバレーボールは難しかった





「わたしは高校でアルバイトして可愛くなって、彼氏作るんだから!」


返事のない蛍の顔を見上げると、薄ら笑いを浮かべてる



「笑うなバカ!本気なの!」




家が近くて同い年で、わざわざ約束しなくても一緒に学校に行くのは当たり前で、それは高校生になっても変わらなかった




「蛍は彼女欲しいとか思わないの?」



蛍「え..考えたことない。彼女、とかってさ
好きな人が出来てからの話じゃないの?」



「それはそうだけどー」


蛍「闇雲に欲しいとは思わないかな」



なんか彼氏作るって息巻いてたわたしがマヌケに見えるじゃん





知ってるんだからねわたし。





蛍は男の子だからこんな話耳に入ってこないのかもしれないけど





背が高くて細身で顔も整ってて



前からそうだったけど、高校に入ってから増して大人っぽくなったから




学年の女の子たちがよく蛍の噂してるの







中学までは、いつもわたしと二人でいてクラスの男の子にちょっかいかけられたりはやし立てられたりして



そういうの苦手で何も言い返せないわたしとは正反対に、ウルサイな、行くよって、


何でもない事かのようにスタスタわたしを連れて歩いてくの。

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いぶき(プロフ) - ツッキーの不器用なところがもう最高です!!これからも更新楽しみにしています! (2020年5月25日 22時) (レス) id: 9e0914cc14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そるり | 作成日時:2020年5月23日 11時

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