ハイスペック百ちゃん ページ16
そのあとみんなは全力投球。
１位は百ちゃん、個性でバイク作るわ万力的なの作るわハイスペックだった。２位は轟くん、３位がかっちゃん。ちなみに私は６位でした。
「お疲れ！」
そう言って更衣室に飛び込んできたのは透明化の個性でいつでも透明な葉隠透ちゃん。その後ろからカエルが個性の蛙吹梅雨ちゃん。
「初日からテストはきついわね」
「そやねぇ………」
「明日は絶対筋肉痛だよー！」
「響香ちゃん………」
「発育の暴力」
「くっそーーっ！」
「A、お互い頑張ろ」
「うん………」
響香ちゃんと私は、同盟を結んだのであった。
更衣室を出ると、轟くんとばったり出会った。
「………お、仁科だ」
「轟くんだ」
せっかくなので、教室まで一緒に戻ることにした。
なに話そう。
「今日の仁科、この前と違った。個性、全部使ってないよな？この前も、今日も」
「……うん」
「言いたくないんだったら、いい。いつか、残りの個性も使えるようになったらいいな」
その言葉は私にかけてくれているようで、自分に言い聞かせているのかもしれない。きっと、炎のことを言っているのだろう。
「轟くんも、ね」
「………ああ」
一瞬顔が曇った気がしたが、見なかったことにした。
そのあとは他愛のない会話をした。今日の朝ごはんのはなしとか。
いつのまにか、教室についていた。
轟くんといると、時間がたつのが早いと思う。楽しいのかな。
「今日はこれにて解散。また明日」
「さよーならー！」
「Aちゃん、一緒に帰ろ！」
「うん！」
うなずくと、お茶子ちゃんはデクくんと飯田くんを呼ぶ。
この３人と帰るの、楽しそうだな。
「………それで､小さいときに、Aちゃんは僕をたくさん守ってくれたんだ！」
「わぁ、Aちゃん超イケメン！」
………え？何の話？
「実を言うと、Aちゃんの家って、ヒーロー一家だったんだよ！僕、初めて知ったときにビックリしちゃって」
「そりゃ驚くよね！」
おい、待て待て待て待て。なぜ私の話をしている。
恥ずかしいからやめてほしいと言ったら、デクくんは更に私の話をした。
「僕とかっちゃんは知ってるんだけど、Aちゃん、最初は凄い無口でさ、なんにも話さなかったんだけど、３歳くらいのときにようやくしゃべったんだ」
「へぇ〜」
にやにやしながらこっち見ないでよ………
「何て言ったかっていうとね、」
『わたちが来た！』
「あああああ！」
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ルナ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 9d1b105660 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月5日 21時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年7月16日 17時
