platonic love... (ページ24)

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story２２ページ24

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あの日の夜
家で昼休みの出来事をずっと考えていた

キスされると思った時
嫌な気持ちにならなかった自分の感情に対し
なんでなんだろうと、思い悩み
ネットで〝人を好きになる気持ち〟と検索する

サイトにアクセスし、スクロールして見ていると

キスしたいと思うようになっていたらそれは恋愛感情である

という文が目に留まる

キス･･･してほしいとは思わなかった･･･？
いやでも、チャイムが鳴って物寂しさがあったってことは
して欲しかったってこと･･･？？

『わっかんないなあ･･･』

そう呟きスマホのサイトを閉じる
凛ちゃんにそのうち聞いてみよう･･･

━━━━━━━━━━━━━━━･･･

翌日からの昼休みは至って普通だった
と言うと、変わらず花巻先輩と凛ちゃんの4人で
わいわい仲良くという感じで
2人とも食べ終わったらどこかへ行き
私と一静さんの2人きりにはなるものの
この前のようなスキンシップはなく
1週目の金曜日のお昼には、凛ちゃんから
来週からは2人きりでも大丈夫だねと言われ
それを一静さんにも伝える

その日の放課後、とある出来事が起こる

委員会の行事で帰りが遅くなり
外へ出るとバレー部が外練だったのか
校門の周りに集まっていた

外周走るのかな？
と思いながら一静さんを目で探すと
同学年のマネージャーだろうか
楽しそうに話している姿が目に入った

『･･････？』

目の前の光景は至って普通のことなのだろう

ただ、そう思いながらもなぜかモヤモヤしてしまう

その後、なんとなく顔を合わせたくなくて
バレー部がいなくなったのを確認して校門から出る

行き場のない気持ちにモヤモヤしたまま
月曜日を迎えた

「今日から2人きり！がんばってね！」

凛ちゃんが休み時間に声をかけてくる

『うん･･･』

「どうしたの？浮かない顔して。なんかあった？」

『うーん･･･』

「話しなさい。」

まるで話さないとここから動かない
と、言われてるかのような威圧を感じる
私も聞いてもらいたかったというのもあり
初日の出来事と、放課後の出来事を話す

「なんだ、そんなことか(笑)」

そんなこととは･･･？
と思いながら話を聞く

「人生に疲れたみたいな顔してたから大事件かと思っちゃって」

『私にとっちゃ大事件だよー･･･』

「でもなんか安心した」

『何が？』