第12話、的なやつ ページ13
貴方side
私が裏社会の仲間入りをさせられてしばらく経ったある日。
本日も深澤が持ってきた仕事を捌くことになった。もう週に2回の恒例行事なので慣れたところではある。
貴「さ、今回も深澤のヤローがお仕事を持ってきたわけですけど。内容はどんな感じですか？」
紫「もー、お口悪いよAちゃん！今回は一応上からの依頼で断れないんだからさぁ」
貴「上・・・お偉いさんが別にいるんですか」
月日が経ったとはいえ、ヤのつくお仕事の詳細などは未だ全く把握できていない。する気もないけど。
黄「
緑「物理的にね」
物理的に、と付け加えたあべちゃんの目には光がなく、目の前でその光景を見たかのような説得力があった。
貴「裏社会って怖いですね・・・」
紫「大丈夫、Aちゃんは俺が守ったげるから！」
そんな怖い世界に無理矢理引きずり込んでおいて何を抜かしているのか、この男は。
ここまでくると怒りよりも呆れが先に来るので、ため息を吐くにとどまった。言い返す気力はもう既になくなってしまっている。
桃「ふっか、変顔しながら言うセリフじゃないよ？」
紫「変顔してねぇよ！これがデフォルトなんだよ！」
緑「はいはい、早く内容説明して」
紫「はぁーい・・・」
佐久間さんといつものようにコントを繰り広げ、これまたいつものようにあべちゃんに急かされる。
全くもって学習しない男である。
黄「んと、つまり・・・よその組が俺らのシマで好き勝手してるからシメてこい、と。」
深澤の説明を一言でまとめた岩本さんは、いかにも信じられないといったお顔。強面度が若干増している。
紫「そゆことぉ」
桃「え、じゃあもしかして、手加減しなくてもいい感じ！？？」
緑「まあ事と場合によるだろうけど、基本的には要らないと思うよ」
桃「やった！！久しぶりだなぁ！なんか持ってこうかな・・・！」
黒「っていうか、俺らのシマに手ェ出すようなバカまだいたんすね」
青「最近は減ってたのにな。」
赤「なんか怪しいよね」
橙「できれば事情聴取とかしたいところやけど・・・さっくんがあの様子じゃ無理そうやなぁ」
ウキウキと武器・・・というか拷問道具にも見えるソレを吟味している佐久間さんの背中を見ながらこーじくんがため息をつく。
次回、「ボコスカパーティー」。青春スイッチ、オン！・・・というわけでもないです。
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
