第28話、的なやつ ページ29
黒side
ふっかさんがAさんの横でワーワー言いながら拳を構えている。
紫「はい、こう構えて？そうそう、そんで思いっきり殴る！」
見本を見せて、殴り方を教えてるらしい。
貴「えいっ！！」
えいっ、と可愛らしい掛け声で繰り出されたAさんのパンチは、その掛け声に見合わない威力で相手を吹っ飛ばした。
黒「・・・吹っ飛んだ、？」
あの人、結構重さありそうだったけどな・・・
紫「おぉ！Aちゃん上手！！いい感じよ！」
貴「私天才かもしれん！！」
紫「うん！天才だわ、さすが俺のAちゃん！」
貴「いや私はあんたのものじゃないですから！！！」
いつものやりとりを繰り広げながら、2人は敵をどんどん吹っ飛ばしていく。ふっかさんは宣言通り完璧にAさんのことを守っているし、そのAさんはすんごい笑顔で敵を殴ってるし・・・
黒「えぇ・・・」
緑「めめの言いたいことはわかる。でもとりあえず敵に集中しよっか？」
2人に気を取られて乱闘の中で棒立ちしてたら、阿部ちゃんに怒られた。なんか納得いかないから後でふっかさんにカンチョーしておこう。
事務所はめちゃくちゃだし、せっかくのカレーライスはこぼれてるし・・・片付けの時、翔太くんとAさんが吠えるんだろうなぁ。
ぼんやりそんなことを考えてから、スイッチを切り替えて敵を排除しにかかる。俺、２つのこと同時にできないから、考えながら戦うとか無理なんだよね。
桃「おぉぉ！！Aちゃんかっけぇ！！俺も負けてらんねーぜっ！！」
視界の端で佐久間くんが気合を入れているのが見えた。少し距離あけとかないと巻き込まれるな。
白「めめぇ、こっち手伝ってぇー！」
ラウールからの助けを求める声。急いで駆けつけると、どうやら乗り込んできた奴らを縛るのに手こずっている様子。
ふと辺りを見渡すと、さっきまでワラワラといた侵入者達はもう既に片付けられていた。
赤「Aさん、大活躍だったね」
黄「ふっかも珍しくちゃんと戦ってたしなぁ」
青「そりゃ焚きつけた本人がサボるわけにはいかねぇだろ」
黄「にしても、Aさんのパンチ凄かったな」
赤「素質があったね、今度しっかりトレーニングさせてあげる？ストレス発散にもなったみたいだし。」
紫「いやそうなったら今度は俺本人が殴られちゃうじゃん！やだよぉ」
青「お前はいっそのこと殴られてろ」
その頃、スッキリした顔をしたAさんは残っていたカレールーを温め直していた。
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
