魚住隼人の妹は美女で前世は輝夜姫です。（王子と魔女と姫君と） (ページ14)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:9,113 hit

13昴side ページ14

ここだけの話

ー昴、パパとママのね
この絵本みたいに赤い糸で結ばれていたんだよ。

憧れていた。
運命のいう名の見えない力に。

昴はお父さんを起こしに来ていた。

父「・・ん～なに昴やっぱ一緒に寝たいの？
よしよしーおいでー」

大「もう朝です。おたまで殴らなかったら早く起きてね。
何回起こしたと思ってるの？」

とおたまを上に上げれた。

父「はい
あーもう朝か～よっこらせ」

昴はお母さんの写真を見て

昴「・・・父は今もお母さんのこと好きなの？」

父「そりゃもちろん」

そして写真を見て微笑み..

父「陽は俺の運命の女(ひと)だからね。オハヨ♡」

昴「(・・私は生まれたばっかりだったからあんまり分かんないけど)」

父は最愛の人を亡くしてるんだよね。
普段が悩みなさそうくらいに明るいからつい忘れるけど・・
まぁ悩みなんてあってもどうせ童顔とか体毛がうすいとかそんなとこだろうけど...

父「あの昴さん？モノローグただもれなんですけど」

写真を置き

父「確かに先に逝ってしまったけど心は今もそばにいるって思ってるから
それに昴(おまえ)という宝も遺して行ってくれたしだから大丈夫だ」

と言い昴の頭をくしゃって撫でた。

昴「///・・・///」

父「もーてれる仕草なんかおかーさんにそっくりだぞ昴ー♡やだーきゃきゃ」

昴「は..ど」

父「？ど？」

昴「ななんでない・・」

・・・どうやって運命の人を見つけるのとは訊けない。