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君へのメッセージ9 ページ10




関係が不安定なまま


冬休みがやって来た。


僕は携帯の画面とにらめっこしながら


ため息を吐いていた。


「…はぁ……」


実は僕の誕生日が近い。


僕の誕生日には一緒に映画を見に行こうと


優奈と約束していた。


しかし、連絡が無い。


それどころか


「ごめん、その日補習なんだよねー」


とか休み前に言っていた。


僕は内心、


「嘘つき。土曜に、しかも年末休業っていうのに補習とかありえないだろ」


とか思っていた。


きっと、僕とは一緒にいたくないんだろう。


そう思った。


でも、誕生日プレゼントくらいくれるだろ


少しだけ期待していた。


結局、ただただ時間は過ぎて


僕の誕生日一日前となった。


それでも優奈からのメールは一切来なかった。

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作者名:氷愛 | 作成日時:2013年2月13日 21時

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