月で繋がっていよう【赤葦京治】

にじゅうはちは赤葦くん ページ28

Aからバレー部の主将…及川徹に告白されたことを聞いた。




月バリとかで何回か見たことはある。




…まぁ、確かにイケメンと言われるに価するルックスだと思う。




「あぁ…及川徹、だっけ」




『そう。ちょっと無理矢理な感じで、キレちゃってビンタかまして京治以外の男に興味無いって逃げてきたんだよね』




「…そっか。なら、合宿のときは俺が必ず守ってあげるから」




まぁ、Aは俺から他の男に移らないと思うけど。




…黒尾さん、とか。




危ないよな…




『うん、ありがとう京治』




「いいえ、どういたしまして」




俺もA以外に興味ないし。




『…やっと、会えるね京治に』




「うん。じゃあ、たくさん抱いてあげようか?」




冗談半分で言ったけど、




『っはぁ!?なに言ってんの!!ほんとに京治馬鹿になったよね!?』




素直に受け止めてしまったらしい。




…うん、可愛い。




絶対顔紅いよね。




「ごめん、冗談だってば」




そう言ってやれば安心したのかため息が聞こえた。




『…京治の馬鹿っ、好きだよ、このやろー』




えっ…




なに普通に可愛いんだけど?

ちょっと意味がわからない。←




「…ちょっと、そういう不意打ちやめて、っ」




自分の顔が紅くなっているのがわかる。




『おっとぉ〜?赤葦くん照れてます?顔真っ赤ですかぁ〜?』




「いや、ほんと…可愛いすぎ、て腹立つ」




『なにそれ!!それは酷くない!?』




「ごめん、今日はこれで切る、っ…
じゃあね、愛してるよ」




これは耐えられない。




『え、ちょっ、待って!!…けい、』




Aの答えを無視して通話を切る。




「…可愛いすぎなんだよ、馬鹿」




＼ﾋﾟﾛﾝ／＼ﾋﾟﾛﾝ／＼ﾋﾟﾛﾝ／＼ﾋﾟﾛﾝ／＼ﾋﾟﾛﾝ／←




通知が…なんかめっちゃ来た。




木兎さんなぁ、赤葦!!




木兎さん俺にだけさ




木兎さん赤葦の彼女の!!!!




木兎さんしゃしん




木兎さん見して!!!!




うっわ、木兎さんかよ。←




京治だから合宿までお預けって言ったじゃないですか




この後も木兎さんから鬼のようにLINEが送られてきたが俺は全部無視した。←

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