7 〜迷子〜 ページ10
お昼を食べ終えて、のんびりと過ごしていたらもう時計は3時を回っていた。
「水無月くん、私買い物行ってきますね。」
涙「買い物？」
「さっき冷蔵庫の中を見たらあまり材料が無くて...。
買い出しに行ってこようと思いまして。」
涙「僕も行くよ？」
「お気遣いありがとうございます。
でも、スマホのマップナビもありますし、
何を買うかは決めてあるのでそんなにかからないと思うので大丈夫ですよ。」
疲れている体を無理矢理使わせる訳にはいかないと思って、
軽く買い物に行く支度をして、ちゃんと休んでいる様にと伝えて寮を後にした。
涙「行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
＿＿30分後。
《次の角を左に曲がります。》
「えっと、次の角を左に...。」
もうそろそろ、いやとっくに着いてていいはずなのに、
何故か全然目的地に着きそうにない。
さっき調べた時には10分で着くって言ってたのに、
少なくともその3倍はかかってる。
いくら方向音痴の私でも、さすがにナビ通りに行けば迷わないと思ったけど、
私の方向音痴の酷さがここまでとは...。
逆にスゴいことでは？何て思うほど。
一旦戻ろうと試みるものの
住宅街のど真ん中。
どの家も同じようなのばかりで全然分からない。
あぁ、どうしよ。
...そうだ、誰かに聞こう。
家にピンポンしてわざわざ教えてもらう？
いや、さすがに出来ない。そんな勇気持ち合わせていない。
じゃあ、通りすがりの人？
辺りに全然いないんだけど。
適当に辺りを歩いて見たら、奇跡に近い感じで遠くに人がいた。
小走りでその人の元へ駆けつけた。
「...っ、あの、少し、良いでしょうか...?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美夜♪ - アリスさん» ギャアアァァ!!!ごめんなさい！ヤダ、中年なんて...あ、閲覧&コメントありがとうございます！酷い間違いを犯しましたね...他に誤字脱字があったらおねがいがします！自分じゃ意外気づかず...と言うか恥ずかしいのであまり読み返さなくて...よろしくお願いします♪ (2017年6月27日 15時) (
レス) id: 584b679460 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 25〜遠い〜の最初の方の｢年中組｣が｢中年組｣になってますよ！ (2017年6月27日 14時) (レス) id: 1ee0809907 (このIDを非表示/違反報告)
美夜♪ - 衣里さん» 閲覧&コメントありがとうございます！本当ですね...。貴重なご指摘ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2017年6月27日 6時) (レス) id: 584b679460 (このIDを非表示/違反報告)
衣里(プロフ) - 全部読ませていただきました、夜のところでいっくん呼びなのが郁にになっているのと、陽目線の時の海さんは陽の場合呼び捨てだと思います (2017年6月27日 5時) (レス) id: b4a1be8b6f (このIDを非表示/違反報告)
美夜♪ - アニオタさん» いえいえ、そんなことないですよ。気軽に質問してくれて良いですよ♪これからもよろしくお願いします♪ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 69aab95d1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美夜♪ | 作成日時：2017年2月25日 3時
