悪魔の落とし子

7.問題児クラス ページ8

『ゴミ捨て場経由するってどんな教室？』




あまりの臭さに鼻をつまむ



それでも矢印は止まらず奥へと続く



そして矢印が消えるまで進んでいくと大きな扉の前に来た



ア入ク「「「『うわーお』」」」



なに？1-危って



1-Aとかなら分かるよ？



危って…



ドキドキしながらも入間が扉を開けるのを待った



入間が少し扉を押し様子を伺おうとするも


ク「突撃！」



クララによって入間は怪しげな教室へと踏み入れた



『入間！』



すると目を疑う光景



入「いいい！？」



四方八方なら剣や斧が入間へと降り注ぐ



『危ない！！！』



見てられない！


そう思って目をつむった



なんてクラスなんだ！



危険すぎる！これが本当の悪魔なの？？



アズくんの後ろに隠れてガタガタと震える



だめだだめだだめだ！！！やっていける自信ない！



耳さえも塞いでいたため入間がどうなったかはわからない


すると



ﾄﾝﾄﾝ



誰かに肩を叩かれてうっすらと目を開け耳を塞いでいた手を離す



『アズくん？』



ア「A様。ご安心ください！入間様は無事ですよ！」



『ほっほんと！？』


アズくんに入間は無事だと言われ急いで見ると


無傷で立ち上がる入間がいた



『よかった…』



ほっと一息つくもまだ動悸は止まらないし



落ち着かせようと胸を撫でる姿を見てかそんな私にアズくんは声をかけた



ア「大丈夫ですよ。何かあれば必ず私がお守り致しますので」



私にだけ聴こえるようにそう耳打ちした



『ありがとう…』////



ただでさえ綺麗な顔立ちなのにふわりと笑う笑顔は更に綺麗だった



？「んじゃ配当しまーす。はいはい並んで並んで」



入間の生死とアズくんの笑顔にいっぱいいっぱいになって気づかなかったが



教室には私たち以外にも誰かがいた



『え、誰？』


ア「おい、一体何のつもりだ貴様ら！」



入間を賭けてたのか配当をしだす彼ら



？「なにって入室ドッキリ？」


なんの悪びれなくそういうクラスメイト


入間の顔も青ざめてる



これが問題児(アブノーマル)クラス…



魔界の方がいいとか考えが甘かったのかもしれない…



名前も知らないクラスメイトが次々に喋り出すけどもう右から左へと流れていく



？「先にヨドとなり魔王となるのはこの己(うぬ)だ！」



でかい人が来たと思ったらヨドとかうぬとかよく分からん！



ここで私もう考えることを辞めた

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