悪魔の落とし子

43.翌朝 ページ44

お「まったくもぉ〜！オペラばっかり！」



私たち二人を起こしてくれた後おじいちゃんはずっとプンプンしていた



入「ねぇAちゃん。おじいちゃんどうかしたの？」



テーブルを挟んでわんわんと号泣するおじいちゃんをみて入間はヒソリと私に耳打ちした



『私とオペラさんが昨夜一緒に寝てたから拗ねちゃってるんだと思う』



入「一緒に！？！」



『うん』



入間に事実を言えばまたAちゃんは！！！と頭を抱えていた




仕方ないじゃん



睡魔には勝てない




お「今度はおじいちゃんとも寝ようねAちゃん！入間くん！」




おねがい！と目をうるわすおじいちゃんを前に




『ご馳走様でした！』



また今度ね！と手を振りカバンを持って学校へ向かった



入「あ、待ってよAちゃん！おじちゃん！オペラさん！いってきます！！」



ガチャン




扉が閉まりアスモデウスとクララに迎えられながら登校するAと入間





お「オペラ。手を出しちゃ行けないよ？」


オ「…はい」


お「ん？その間はなに？その間は！」


オ「…」


お「オペラー？！？！」








学校につきいつも通り授業をはじめあっという間に昼休みになった



『なんか昼なのに食堂ガラガラ…』



1年塔入口で食堂もあるこの場所はいつも人で賑わっている




それなのに



入「人少ないね」


周りを見渡してもちらほら人がいるかどうかってレベル




ア「えぇ実は…」



この人の少なさについて何か知っているのかアズくんがそう切り出そうとした時



？「あの！」



可愛らしい声が聞こえた

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