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38.お礼 ページ39

ドア前にいる私を囲む同級生たち



エ「あらあら〜とても素敵じゃない」



唯一助けてくれるかもしれないと期待した女子軍たちも



ケ「わっ悪くないと思います!」



全然助けてくれない



『ちょっとみんなそんなに見ないでよ』



あまりの恥ずかしさに未だ棒立ちのアズくんに隠れる


リ「あ!!アズアズずるいぞ!」



前を向いたままのアズくんに隠れると自然と私から抱きついているように見えるのだろう



普段クールなアロケルくんでさえウンウンと頷きリードくんに賛同する




『もう!アズくん!助けてよ!』




人に避けられてきた人生でこんな人に囲まれることなんて慣れていない私



耐えられなくてアズくんに大きな声をかければハッと我に返ったアズくん



ア「え〜い!!近寄るな貴様ら!」




そう言って私を後ろに隠し反対の手で周りをシッシッとのけてゆく




ア「A様が困っておられるだろうが!」



その後チャイムがなるまで攻防は続いたけどアズくんはずっと守ってくれた




大抵の事は時間が経てば慣れる



それは私の格好もそうで



授業を終える頃にはみんなすっかり新しい制服に慣れていた


かくいう私も




少し恥ずかしさは残りつつ大きな支障はないと受け入れていた




いつも通り授業を終えて帰宅する



入「じゃあまた明日!」



ク「ばいばい!」



アズくん、私、クララ、入間で下校し私と入間が先に家に着いた為2人に別れを告げる



入間はただいま!と家の中に入っていく



ア「どうされましたか?」



家に着いてもなかなか入らない私にクララは首を傾げアズくんは不思議そうな顔をする




『アズくん。今日はありがとう!今度お礼って言っていいかわかんないけど…2人で出かけませんか?』



授業中ずっと考えていた



アズくんはいつも私を守ってくれて感謝することばかりだと



『…だめかな?』



断られたらどうしようと少し緊張しながら返事を待つとアズくんはだんだん顔を赤くしていき



ア「喜んで!」////



そう言って私の手を掴んだ



『よかった!じゃあまた連絡するね!』



いい返事を聞けたことに満足して私はそのまま2人に手を振って家の中へと入っていった



ク「アズアズゆでダコ…」


ア「うるさいっ!」

39.過保護→←37.地獄



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萬月(プロフ) - あまねさん» めちゃくちゃ嬉しいんですけどぉぉぉ!これからもよろしくお願いします!!! (6月9日 9時) (レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - ああああああああすきすぎてもうなんだすきや (6月4日 14時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます!嬉しすぎて更新意欲わきました!これからも良かったら覗いてください! (2023年2月8日 17時) (レス) id: a0fff7062d (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - なにこれ最高すぎません…?! (2023年2月7日 17時) (レス) @page25 id: 086eeb9c45 (このIDを非表示/違反報告)
萬月(プロフ) - ミルクティーさん» コメントありがとうございます!凄く嬉しいです!良かったらこれからもどんどん絡んでください🌷 (2022年12月14日 18時) (レス) id: 5ab6332742 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萬月 | 作成日時:2022年11月21日 11時

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