悪魔の落とし子

26．ドッチボールじゃない ページ27

入間達と処刑玉砲という名のドッジボールをしているとどこからかワイワイと声が聞えてきた




ジ「おーい、練習俺らも交ぜてよ〜」



ジャズくんやガープくん達が遊ぼうとやってきた



ジ「ボールちょーだい」


『うん！』



こうやってクラスメイトと遊ぶなんて！


青春してる！


そう一人で興奮していると



バゴォン



『え、何、え？！」



入間の横をとてつもない速さでボールが過ぎさった



？「位階(ランク)をあげる殺試合・・・まさに己向きの政(まつりごと)よ！！」




『サブロくん！』



入間さん入間さん



これ私達の知ってるドッチボールでしょうか？



サ「愉快愉快！！」



私と入間が混乱している中



ブォンと音を鳴らしながらガープくんめがけてボールを投げるサブロくん




『ガープくん危ない！』



さすがにあんなの受け止められない！そう思ったが




ガ「奥技(おうぎ)”口鬼(いき)殺 し”」




そう言ってすごいスピードで飛んできたボールをパカッと切ってしまった



『嘘でしょ』



しかもその流れ弾もピケロとケロリちゃんはいとも簡単に防いでしまった



ゲラゲラ笑うリードくん


すげーと棒読みなジャズくん



・・・ぜっ



全ッ然ドッチボールじゃないよこれ！！！！




入間の顔を見ると絶望に満ちた顔をしている



入「これ特訓してどうにかなるものじゃ・・・」


『入間・・・』



私は少し魔力を使えるけど入間は純人間だし



これは私の位階(ランク)上げは置いといて入間に全力を注ごう！



『でも特訓って何を』



私の言葉に反応したのかアズくんは特訓ですか！と食いついてきた



私の頭では何も策を考えられない



ということでアズくんにすべて任せます！

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