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『そういえば、そろそろ"帰宅レース大会"があるんだよなー…』
一年に一回開催される、帰宅部の一大イベント。
"帰宅レース大会"
優勝した部の部員には、一千万円が配られる。
しかもこの学校、青原学園は今までに三回連続で優勝している。
今は卒業してしまったが、帰宅部だった二人組が無双していたそうな。
「あ、確かに。全然そんな雰囲気なかったから忘れてた。」
俺が呟いた言葉に反応したのは水上夕月。
社交的で明るい、世間で言う陽キャという人物だ。
『まーな。前回と前々回と前前前回優勝しただけだからな。』
「よくそれ噛まないで言えたね…」
そんなことを話していると、
「星、水上。そろそろミーティング始まるから。」
部長の笹田成幸が俺らに声をかけた。
『りょーかい。』
「あ、すいませーん！」
そう言って俺は成幸の隣に行く。
「霜川先輩と笹田先輩って仲いいよね…」
すると、不意に月村璃乃がそう言った。
月村は、俗に言うクーデレというもの。
前は陸上部に入っていたようで、足が速く、体力がすごい。
『仲がいい友達ー』
「そうだな。」
「ふーん。」
俺が答えると、月村は興味がないような、素っ気ない返事をした。
お前が聞いてきたんだろ…
「はいはーい！ミーティング始めるよ〜」
佐倉先生がそう言い、ミーティングが始まる。
帰宅部のミーティングは、佐倉先生はほぼ口出しをしてこない。
部員だけでミーティングをするのである。
「えー…、そろそろ一年に一回の"帰宅レース大会"が開催されるわけですが…」
「走る順番はどうする？って話でしょ？」
成幸が詰まっていたところを小川優華がすかさず代弁する。
マジで何で成幸部長なったんだろ…大丈夫か？
「やっぱり一番速い人は最後じゃない？」
朝日奈ちあきが口を開いた。
あ、順番的に考えるとそうなるのか。
「あー…、じゃあ、佐倉先生にタイムの順番出してもらえばいいか…？」
そう成幸が呟きながら佐倉先生の方を向くと、佐倉先生は「いいよ〜」と一言放った。
「…じゃあ、佐倉先生がタイムの順番を出したらミーティング開くことにする。
今回は解散。」
俺たちは解散し、各自で家に戻った。
勿論、タイムを計りながら。
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月猫*+☆(プロフ) - ＊あくあほいっぷ＊さん» ありがとうございます！私もめっちゃうれしいです！！！ (2022年1月23日 15時) (
レス) id: 52a3fa0592 (このIDを非表示/違反報告)
＊あくあほいっぷ＊ - すごいですね！総合13位！参加させて貰った身として、すっごく嬉しいです！！ (2022年1月23日 12時) (レス) id: 48d7108ecf (このIDを非表示/違反報告)
月猫*+☆(プロフ) - 未晴海さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年1月22日 13時) (レス) id: 52a3fa0592 (このIDを非表示/違反報告)
月猫*+☆(プロフ) - 時也.さん» ありがとうございます！よかったです！頑張ります！ (2022年1月22日 13時) (レス) id: 52a3fa0592 (このIDを非表示/違反報告)
月猫*+☆(プロフ) - 菫さん» ありがとうございます！更新頑張ります…！ (2022年1月22日 13時) (レス) id: 52a3fa0592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月猫*+☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mooncat1101/
作成日時：2022年1月22日 11時
