【d!】マンションメンバーは今日も賑やか

もふもふ　(月詠七瀬) ページ40

ピーンポーン。

今日は土曜日、突然ではあるが泡空の部屋にやって来た。

事前に連絡？

してないね、だって唐突に来たくなったんだもん。

仕事のストレスを……、泡空の飼ってる猫の雫で癒してもらうんだ！


「はいはーい」

『うお、ロボロ居たのか。』

ガチャと出てきたのはロボロでした。

そういえば、今日デートって言ってた気がするなぁ。

忘れてたﾃﾍ。


「ロボロー？どしたー？」

「あー、七瀬来とるけどもしかして約束しとった？」

「え、してないよ？」

すまん、めっちゃ混乱させてしもうた。

『ごめんごめん、唐突に来たくなったんだけど。デートだったの忘れてたわ。』

「そゆことね、」

「何かと思たわ。」

顔を見合わせてホッとする二人、仲良いなぁ。

「七瀬が来るってことは雫かな。上がって、もふもふしたいでしょ？」


そう言って家に上げてくれる泡空。

控えめに言って天使かな？？


家に上がると、真っ先に毛玉に突進する。


『雫ー！おまえ、もう、もふ……もふもふー！もふもふですねー？可愛いですねぇ？もふもふだぁ！』

「七瀬が壊れてんけど。」

「だいじょぶ、いっつもあんな感じだよ。」


視界の端で何か言ってるが気にしない。


そして俺はもふもふをたっぷり堪能し、

提供してくれた雫にはちゅーるを、


泡空には後に掃除をしてやったのだった。

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