【d!】マンションメンバーは今日も賑やか

ちょっと散歩(月詠七瀬) ページ31

……ねっむ。

現在午前８時。

起きるのにはちょうど良い時間だけれども、深夜３時までゲームしててしかも酒飲んでたから眠くてたまらない。

眠気覚ましに散歩でもいくか。

そうと決まれば、と俺は隣で爆睡してる鬱を置いて部屋を出た。


＿＿気持ちの良い気温で、さらに眠気が増しそうなのどかな公園。

散歩にきたは良いけど、本当にこの気温だと眠くなってくる。

眠気覚ましに来たんだから寝たら本末転倒だけど。


なんて、のんびり歩いていると公園の一角が騒がしい。


「きゃー！叶よ！」

「え、うそマジで！？」

「あはは…皆ありがとう…」

見ると、叶が女子に囲まれていた。

叶は国民的俳優だから、出歩く度に声をかけられるって言ってたな。

……仕方ない、とりあえず叶に声かけて助けてやるか。

いや別に、俺がうるさいってだけだからな？


『おはよ、叶！モーニングでも食べに俺の部屋来るか？』

「あ、七瀬くん！ちょうど良かった〜」

叶はファンの子に手を振るとこっちに走ってきた。

そんなファンサするから声かけられるんだぞとはあえて言わなかった。


そのあとは、叶を部屋に招いて朝食を振る舞った。


そして、やっぱり叶を巻き込んでゲームをしたのだった。


ゲームばっかりしてるって？


…いや、俺だって仕事してるからな？

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