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*
『…はぁ、もう。悪知恵ばっかり働くぅ』
希「悪知恵結構じゃねぇか。こちとら"正義の味方"じゃねぇんだ。
…で、やんのか?」
『…そうね。
やらせていただきます』
とりあえず目の前の扉に向かってノックの後、話しかけてみる。
『あのー! 生きてる人居ますよねー!?
助けにきましたぁー!! とりあえず今は安全なんで出て来てもらえないっすかー!!』
すると言い争う声が聞こえた後、鍵が外される音が聞こえて扉が開く。
中からは大学生くらいの男女二人ずつが憔悴した顔で出てきた。
「助けに って…! どう見ても私達より歳下じゃん!!」
希「あ''?」
「なんでもいいだろ!?
さっきまで此処に居たヤツがいなくなってんだから!!」
「うぅ……! もういやぁ…っ」
まだ言い争う声が止まず、苦笑する。
落ち着くまで放置してる時間は無いし、適当に宥めようと口を開こうとした時だった。
彼らの奥──、部屋の中の方から感じた殺気。
目を凝らして見ると、床に現れた影の様な穴から這い出てくる呪霊。
あれは一級…?
───否、"それ以上"…!!!
理解した途端に肌が粟立ち、冷や汗が流れ出す。
この間襲撃してきたヤツ程ではないことは分かる。
恐らくまだ変異して時間が経ってない…、謂わば赤子の状態。
咄嗟に彼らを突き飛ばし、部屋の外に出す。
真希の焦った声が聞こえた。
希「Aっ!!」
『真希! コイツはヤバい!! その人達連れて一度出ろ!!
出来たら合流して戻ってきて!!』
それだけを伝えて、懐から取り出したキューブを投げ渡す。
真希がキャッチしたのを見届けて【
さっき預かった薙刀だ。
『ごめん!! "面倒なこと"、頼んだっ!』
背後から真希の舌打ちの音と「死にたくなきゃ着いてこい!!」という声が聞こえて、それを最後に扉が閉まった。
───ガチャンッ
対峙する俺を首を傾げて眺める推定 特級の呪霊。
『さて、まずは俺が相手だ。
…早めに終わらせる』
刈爪を構えて、目の前の
*
一応次で終わる予定です。
戦闘シーン楽しいけどヘタクソだから主人公が出ないところは基本飛ばします。
すまないんだぜ…!
*
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鈴奈(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます!あんまり見かけなかったのでどうせ書くなら推しと仲良くしてほしくて…!!ちょっとずつな更新ですがまた見にきてくれると嬉しいです! (2021年2月25日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます〜!ちょこちょこ更新頑張ります! (2021年2月25日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです!推しの狗巻先輩と相棒的な立ち位置は嬉しい!更新頑張ってください (2021年2月24日 20時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年2月24日 13時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても書く気が湧きますね!!頑張って絞り出します! (2021年2月22日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年2月6日 15時