【呪術廻戦】圧縮系呪術師【男主】

#8 特級と遭遇 ページ26

＊


『え、七海さんを？』


五「うん、どう思う？」


『いや俺に聞く？
…んー、まぁまず間違いなく悟よりは引率に向いてるよね』


五「ねぇどういう意味？？？」



＊



五「脱サラ呪術師の七海君でーす」


七「その言い方やめてください」



悠仁の修行もひと段落つき、任務をこなしてもらう事になったはいいが俺は別件で他県へ、悟は海外への短期出張が決まり引率の術師が不在に。

そこで俺たちの周りでも信頼できる上級の術師、七海健人さんに引率をお願いする事にした。


七海さんは悟と違って色んな意味で大人だし、社会人としてもしっかりしていて尊敬できる人だ。しかも強くて聡い！
この上なく適任だろう。



五「呪術師って変な奴多いけど、コイツは会社勤めてただけあってしっかりしてるんだよね」


『お前それよく言えたな…(ドン引き』


七「他の方もアナタには言われたくないでしょうね」



まず悟以上に力も中身も規格外な変人は中々いないと思う…。



虎「脱サラ…。なんで初めから呪術師になんなかったんスか？」


七「まずは挨拶でしょう。はじめまして、虎杖くん」


虎「あ、ハイ。ハジメマシテ」




ほら、もう既に先生っぽいもんな。

やっぱり悟より向いてるわ。


七海さんちょっとマイペースなとこあるけど見た目に反して結構喋ってくれるし。



七「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです」



と思ってたら突然のカミングアウト！

いや見てる分には面白いんだけどね？
悠仁なんてポカーンとしてるし。



七「そして一般企業で働き気づいたことは、労働はクソということです」


虎「そうなの？」



どっちもクソじゃんね？

…まぁ言いたい事は分かるけど。
好き好んでやってるやつのが珍しいよ。



七「同じクソならより適性のある方を。出戻った理由なんてそんなもんです」



七海さんは簡単に言うけど、命をかける呪術師という仕事は一度嫌になったら戻ってくるのは中々難しいと思う。
誰にでもできる事ではない。


＊

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