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朝食が終わると三ツ谷家の三人は真面目に学校へ向かっていった。



タカには「ちゃんと学校行けよ」って言われたけど、トクベツ仲のいい学友のいない俺は出席日数と成績だけ稼げばいいと思っているので、真面目に登校する気はない。


今日は午後イチの数学の小テストだけ受ければよかったはず… と時間割と授業内容を思い返していたのが午前9時過ぎ。


収まっていなかった眠気に負けて微睡んでいると、いつのまにか時刻は午前11時を過ぎていた。



自宅のチャイムが連打される最悪な音で目を覚ました俺は、若干キレながら玄関まで向かう。


インターホン見なくても分かるわ。

やめろっつってんのに毎回やりやがって(怒)




扉を開けて開口一番、文句を言ってやろうと口を開くも、正面から飛びついてきたソイツを支えきれずに後ろに倒れた。





『〜〜〜っマイキー…!!』


ド「…わりィな、アヤノ。マイキーが会いたいって駄々捏ねてよ」



飛びついてきたのは我らが東卍の総長、佐野 万次郎。通称【マイキー】。

マイキーの代わりに謝ったのは副総長である、龍宮寺 堅。通称【ドラケン】。



基本的に二人は一緒の事が多く、唯我独尊な自由人であるマイキーをドラケンがお世話している姿は俺らの中じゃ当たり前になっている。

ちなみにこれを口に出すと「お前も三ツ谷に介護されてるだろ」って言い返されるから、一度言い合いになってから口にするのはやめた。どんぐりの背比べだからな。



『お前が謝ることじゃないだろ、ドラケン。

 おら、マイキー。喋る事も出来ねぇのか? ん?』



結構強い力で抱きつかれたまま、玄関に座り込んでいる俺達。

衛生上よろしくないので、マイキーの脇に手を入れて持ち上げると 意外とすんなり離れてくれた。


しかし表情は不服そうで、口を尖らせて如何にも「不満です」アピールをしている。



マ「だってアヤノ、三ツ谷ばっかりじゃん。
 偶にはウチにも来てよ! てか俺に会いに来い!!」


『…めんど』



ボソッと言った本音が聞こえていたのか、ドラケンが吹き出した。

それを横目に駄々を捏ね続けているマイキーを立ち上がらせ、耳元に口を寄せる。





『…俺に会いたいなら今日みたいにお前から来い、万次郎』





頬を控えめに赤く染めて納得のいってない表情(カオ)で目を逸らす、マイキー。

その片手を引いて、壁にかかってる鍵を手にすると ドラケンにも聞こえるように「飯食い行くぞー」と声をかけた。


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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ハァハァ好きすぎる・・・!!!これからの物語めっちゃ期待してます!!!!! (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年11月30日 15時

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