寝起き ページ6
＊
誰かに名前を呼ばれた気がして、意識が浮上した。
まだ眠りたがっている体をなんとか説得して瞼を開けると、目の前に寝起きのせいか いつもより割増でタレ目な気がするタカが優しく微笑んでいた。
三「はよ、そろそろ起きれそうか？
俺 朝飯の準備しなきゃなんだけど」
『ん……。いつから起きてたの？』
"そろそろ"なんて、まるで自分はもっと前から起きてましたって言っているようなものだ。
案の定、「30分ぐらい前」と返された。
『まぁた俺の顔見てたの？ 好きだねぇ… 美人は三日で飽きるって言われてるのに』
クスクス、と控えめに笑えば「自分で言うな」って軽いチョップが額に降ろされる。
三「…悪いかよ。
てかそれぜってぇ迷信だわ。お前の顔に飽きるとか無いし」
自分で言っといて照れたのか、耳を赤くしてそっぽを向くタカ。
それを見て無性に嬉しくなった俺は、上半身を起こしたタカの背に飛び付いて首に腕を回して抱きしめた。
『んーん、悪いわけないよ。
…そのままずっと好きでいて』
顔だけでも、とはさすがに言わなかったが、タカには伝わってしまったのだろう。
「お前こそ勝手にどっか行くのやめろ」と束縛するように注意されてしまった。
三「…ほら、そろそろ起きなきゃ本当に拙い。
朝飯は？」
腕を引いて立たせてくれるタカにそのまま寄り掛かって『食べるー』と返事をする。
「なら先に着替えてこい」と適当に置きっぱにさせてもらってる服を渡されて、洗面所に入れられる。
目を覚ます為にもシャワーを浴びたくて、勝手知ったる幼馴染の家〜と服を脱いでシャワーコックを捻った。
＊
『ふぃー、サッパリした〜』
「Aちゃんおはよー」「おはようAちゃん！」
『お、ルナマナ〜。おはよう♡』
朝シャンを終えて洗面所を出ると、廊下で起きてきたばかりのルナとマナに遭遇した。
念の為、二人で用意できるか聞くと「大丈夫！」と返されたので『偉いな〜』と頭を撫でてやって、その場を離れてリビングダイニングへ。
中に入ると既に朝食の用意が済んだタカが「何飲む？」と聞いてきた。
『ホットケーキとか久しぶりに食うなぁ。
俺 コーヒーがいい』
三「分かった」
上機嫌で席に着き、飲み物を入れてくれるタカを眺める。
『タカが俺のお嫁さんにくればいいのに』と呟くと、聞こえていたらしいタカが動揺してポットからお湯を溢した。
＊
口調定まらない…
＊
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月18日 22時) (
レス) @page50 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
くろーーーー。 - (*´д`*)ﾊｧﾊｧ好きすぎる･･･！！！これからの物語めっちゃ期待してます！！！！！ (2021年11月30日 21時) (レス) @page4 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴奈 | 作成日時：2021年11月30日 15時
