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『もう何十年も前だ』
AがSPW財団に”保護”される前のこと
齢7歳にして物覚えの良かったAは
考古学者である父と共に世界各地を回った
そして14歳になるころ、ある”宝”と出会った
それがあの”聖杯”である
あの聖杯を海から引き揚げたのは
紛れもないAの父が働く会社だったのだ
『 うわぁ・・・父さん、これなに？ 』
「 さぁな でも高価なものだ
こんなもの見れるなんてAはラッキーだ 」
優しく頭を撫でられたのを覚えている
今でもあの温もりを忘れることは無い
しかしその聖杯を手に入れようと
セリィーナは交渉をしてきた
金を積むから先に寄越せ、と
父さんたちは拒んだ
その聖杯が何か、”特別なこと”を示すと
父さんたちは分かっていたのだ
しかし、それを隠した
なにも知らないセリィーナは
ただ聖杯を欲した
欲望に忠実な女だ
拒んだ父さんたちを殺し聖杯を手に入れた
しかし欲望に忠実な人間は
”飽き性”でもある
あの女は聖杯をオークションにかけ
聖杯は15億で落札された
そしてその聖杯を落札したのが
スピード・ワゴンだったのだ
そして何年もの月日がたち
あの女は聖杯の”秘密”を知った
ﾏﾒｶﾞｼ「そんなことが・・・」
マメガシはソッと肩を抱き
涙をこぼすAの背中をさする
ﾏﾒｶﾞｼ「じゃあ、今夜のパーティーに
セリィーナが来るんだね？
海から引き揚げられた聖杯を、”手に入れる”為に」
『・・・・・いや、セリィーナは来ない
彼奴が手を下すことは無かった
父さんはセリィーナが手配した奴らに殺されたんだ
それを知ったのも父さんが殺された何年も後だ
俺はその”秘密”を知りたい
だからもう1度あの聖杯を見たいんだ
そしてあの聖杯を』
ﾏﾒｶﾞｼ「”守りたい”」
『・・・そうだ』
無気力に返事をするAに
ﾏｴｶﾞｼ「じゃあ、守ろう！」
ニッコリと笑いかけた
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にぃ - エ、題名見た瞬間から運命感じました。 (9月26日 20時) (
レス) @page50 id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
白湯 - ダヴィンチコードを元にしてますね (2023年3月13日 7時) (レス) @page23 id: c7e615fa4e (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - しゃけなすびさん» コメントありがとうございます(´;ω;｀)テストがあってまだ更新できませんがこれからもよろしくお願いします・・・m(_ _"m) (2022年5月31日 1時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけなすび - 初コメ失礼します！面白いよおおおおおお(泣）頑張ってくだざいいい(泣） (2022年5月25日 20時) (レス) id: 3dbd05047b (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - ナチテト@ワイ日本語おかしすぎワロタさん» ありがとうございます・・・マメガシはどうなっちゃうんでしょうね・・・・(笑)日常生活が忙しくなってきているので更新が遅くなりますm(_ _"m)すみません、、、 (2022年4月21日 11時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2022年3月11日 23時
