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広臣
「隆二・・・。
いいのか？
このままだと、一緒に帰っちゃうかもしれないし、そしたら・・・」
隆二
「仕方ないじゃん！」
広臣
「隆二・・・」
隆二
「・・・仕方ないだろ。」
俺は彼女を見ないで済むように、反対方向へ歩き出した。
広臣
「隆二っ！！」
臣はまだ何か言いたげで俺を追ってきたけれど、俺は苦しさがいっぱいで、臣の言葉には耳を傾ける余裕も無かった。
そのままタクシーに乗ると、一緒に乗ってきた臣。
無言の俺ら。
きっと言いたいことがあるだろうけど、俺のこの複雑な気持ちを理解してくれているから、だから、何も言ってこない。
俺は彼女から帰って来た「ありがとう」ってメッセージを何度も見返して、また苦しくなった。
家が近い俺らは結局同じところでタクシーを降りた。
隆二
「じゃあ・・・また明日。」
俺はもう誰にも心に触れられたくなくて、帰りを急ごうとした。
広臣
「・・・うん、明日。」
臣もそういう俺の気持ちをわかってくれて、もう何も言わない。
家に着いて、シャワーを浴びていても、さっきのAちゃんの姿が蘇ってくる。
隆二
「あの人・・・誰なの？」
俺はシャワーの水音に紛らせて、言葉にしてみた。
隆二
「俺とじゃなくて、あの人との未来を選ぶの？」
不安はどんどん増してきて、言葉はどんどん出てくる。
隆二
「俺が一緒に祝いたかったのに・・・」
水音に、俺の本音はかき消された。
.
次の施術で会った彼女はいつも通りで、俺もいつも通りに振る舞う。
「また凝ってるね。
忙しそうだから、なかなか来れないもんね。」
隆二
「まぁ・・・暇よりはいいかな(笑)」
「たしかに(笑)」
たわいもない話をしながらも、この前一緒に居た人が気になる。
隆二
「誕生日・・・お祝いできなくてごめんね。
本当は一緒にご飯でもって思ってたんだけど・・・。
朝からスタジオこもりっぱなしで、連絡も遅くなったし。」
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moon(プロフ) - みほこさん» みほこさん、コメありがとうございます！ちょっと色々と...ですね（笑）まだまだイジメるかもです<(_ _)> (2016年12月12日 18時) (
レス) id: 9eb9bf6f4d (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - あ…もしかしてまたひとやま？ (2016年12月9日 17時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - りりさん» りりさん、コメありがとうございます！長いことお待たせしてしまいましたが、やっと無事に・・・です。私も待てないです笑。 (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - みほこさん» みほこさん、コメありがとうございます！ダメかなって思ってるとこに追いかけてきて欲しくて・・・。私の願望ですけど笑。 (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - あとさん» あとさん、コメありがとうございます！やっとやっと・・・です。長いこと引っ張ってしまいました。更新頑張ります♪ (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon
| 作成日時：2016年12月5日 3時
