82 ページ22
結局、翌日も隆二は我が家にいてくれて、二人でゆっくり過ごした。
次の日から私は仕事だったから、幸せなお休みも終わり。
隆二は地元に帰って友だちに会ってくるって。
「お疲れ様」
私は休憩室でうなだれている梓ちゃんに声を掛けた。
梓
「お疲れ様です。
・・・本当に行っちゃいましたよ、剛典。
ちょっと怒ってみたけど、無駄でした。」
「まぁ・・・予約してるだろうからねぇ・・・。
でも、臣くんは私達の敵だね(笑)」
梓
「今市さんもいつも取られてますもんね(笑)」
今年の目標は打倒・登坂に決定した私達だった。
.
.
お正月で鈍っていた身体。
今なら・・・思いっきり踊れるかもしれない。
「もしもし？直己？
あ、明けましておめでとう・・・だね(笑)
あのさぁ・・・」
私は直己に連絡して、レッスン室に入れてもらった。
直己
「どういう心境の変化なの？」
「ん？
何でだろ・・・自分でもわかんないんだけどね。
だけど、踊りたくなったの。
前に直己と家で踊った時とは全然違う気分でね。
思いっきり・・・前みたいに。」
直己
「そっか。
それも隆二のおかげで前に進めたってことかな。
ちょっと悔しいけど(笑)」
「直己にも十分助けられたよ。
だけど、今、他の夢に向かって進めてるからかもしれない。
ダンスを楽しめるかもって。」
私達はストレッチをして、昔踊っていた曲を流した。
「これ、懐かしいね。」
直己
「これぐらいから始めた方がいいかなって。
だいぶブランクあるしね。」
初心に帰れるような、そんな、懐かしい曲に身を任せて踊る。
・・・気持ちいいな、やっぱり。
一緒に踊ってくれる直己とも、息がピッタリ合って、昔に戻ったみたい。
「はぁ・・・はぁ・・・
やっぱりブランクありすぎだね(笑)
きっつい！！
私、よくこんな踊ってたね(笑)」
直己
「でも、感覚は鈍ってないみたいだね。
俺についてこれる女子、少ないからね(笑)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 664人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「今市隆二」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moon(プロフ) - みほこさん» みほこさん、コメありがとうございます！ちょっと色々と...ですね（笑）まだまだイジメるかもです<(_ _)> (2016年12月12日 18時) (
レス) id: 9eb9bf6f4d (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - あ…もしかしてまたひとやま？ (2016年12月9日 17時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - りりさん» りりさん、コメありがとうございます！長いことお待たせしてしまいましたが、やっと無事に・・・です。私も待てないです笑。 (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - みほこさん» みほこさん、コメありがとうございます！ダメかなって思ってるとこに追いかけてきて欲しくて・・・。私の願望ですけど笑。 (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - あとさん» あとさん、コメありがとうございます！やっとやっと・・・です。長いこと引っ張ってしまいました。更新頑張ります♪ (2016年12月8日 10時) (レス) id: 5852114208 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：moon
| 作成日時：2016年12月5日 3時
