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将吉
「・・・その時の状況とかはわかんないけど・・・だけど、俺が好きになったのは今のAだから。
生まれてきてくれなかったら出会えなかったし、こんなに人を愛しいって思う気持ちもわからなかった。
心配しなくていいから。
俺はAとの未来を望んでるよ。」
優しく微笑んでくれた将ちゃんに涙が出る。
「私・・・。
大切なことに気づけてなかったんだね。」
将ちゃんの手に自分の手を重ねた。
「こんなに人を好きになって、私も大事に想ってもらって・・・。
過去にとらわれて、自信持てずにグジグジしちゃって・・・。
将ちゃん、本当にごめんなさい。」
手に力を込める。
「私・・・どうしても自分の存在を許せなかった。
でも、それでも、将ちゃんのそばにいたいって、こんなに人を大事に想ったのは初めてだよ。
私が誰かと未来を歩むなら、それは将ちゃんしか考えられない。
将ちゃんだけを愛してる。」
やっと素直になれた。
将吉
「俺の方こそAしかダメなんだからな。
A、結婚してください。」
長かったプロポーズまでの道のり。
真っ直ぐに気持ちを伝え続けてくれた将ちゃん。
どうしても未来に不安を持ってしまった私。
過去よりも将ちゃんとの未来が大切だとやっと気づいた。
「・・・はい。」
やっと未来を見ることができた。
グズグズ泣いてる二人に気が付く。
敬浩
「悔しいけど・・・でも、良かったな・・・」
勇人
「結婚なんてって反対したかったのに、姉ちゃんが幸せなら・・・」
「ちょっと、泣かないでよぉ・・・」
弟として、そして、兄として、ずっと見守ってきてくれた二人。
「敬ちゃん、勇人、ありがとう」
私達はＳＥＣＯＮＤのアリーナツアー終了後に結婚することを誓った。
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ゆゆこ - イッキ読みしてしまいました…困難に直面しながら成長していく姿が苦しくも、美しくも思えました！本当に面白かったです！これからも頑張ってください！ (2017年7月26日 17時) (
レス) id: 14f1ba37fb (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - 咲奈さん» 咲奈さん、たくさん読んでくださってありがとうございます！この作品は一番苦しくなる作品なので、私も書きながら辛くて、途中で投げ出しそうになりました。大ファンなんて恐れ多い！！でも、嬉しいです。ありがとうございます。 (2016年10月18日 0時) (レス) id: b186001784 (このIDを非表示/違反報告)
咲奈(プロフ) - めっちゃ泣きました！胸が苦しくなったりほっこりしたり…素敵な作品でした！もうわたし、moonさんの書く小説の大ファンです！！！ (2016年10月17日 17時) (レス) id: a448308bc0 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - あやさん» あやさん、コメありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです♪私も結構苦しみながら書きました。読んで頂けて嬉しいです。 (2016年10月1日 1時) (レス) id: b186001784 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く素敵な小説です！涙が出ました。どうなるのかとドキドキしながら読んでました。ハッピーエンドで良かったです！ほっこりしました！ (2016年9月30日 15時) (レス) id: 8052e57fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon
| 作成日時：2016年8月16日 1時
