合否の封筒。 ページ9
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合格発表までの1週間は、比較的穏やかな日々だった。両親のお墓に新しい花を飾って、掃除もした。それと買い物以外はほとんど外へ出ない。
テレビとスマホがあればいいかな…みたいな生活。そんなんだからコミュ障…って言われるのかな……。
そして、入学試験からきっかり一週間後の夕方。
いつも通り買い物を終えて自宅に帰ってきた時、郵便受けに1枚の封筒が入っていることに気づいた。
ﾗｸ｢…はぁ……分かってても緊張する…｣
どうしても落ち着いて居られなくて、そこからたっぷり10分は家の中をうろついていたと思う。
〜♪〜〜♬
お米が炊けた。
ﾗｸ｢よし…!!開けるぞ…｣
震える手を何とか抑えて、封筒の両端をもって力を込めた。
ビリッ…ブヴン!!!!
『んっんん〜〜私が投影された!!!!』
ﾗｸ｢うわぁ!!!!
…び…びっくりした……!!｣
封筒に入っていた丸い機械から映像が映し出される。そこにはスーツ姿のオールマイトがあった。
え…なんでオールマイト……？
『驚いたかい？実は雄英高校に務めることになってね。
ん？時間が押してる？OK…
早速だが…神運天少年。
筆記は合格ラインを超えている…だがしかし!!実技の方は残念ながら不合格だ。』
やっぱり……!!
僕の個性じゃあ……!!
『おっと落ち込むのはまだ早いぞ!!』
ﾗｸ｢…へ…？｣
『君…あのデッカイロボット倒しただろう？その時の君の勇姿はどうだった？
先の入試!!見ていたのは
人助けをした人間を排斥しちまうヒーロー科なんてあってたまるかって話だよ!!
【
我々が見ていたもう1つの基礎能力だ。
君はその場にいた者達を集め、あのロボットに勇敢に向かい合った。それは賞賛に値する!!
神運天 落 40P!!
合格だよ。』
ﾗｸ｢う……うぅ…!!
やったぁ……やったぁ……!!!!｣
1人の部屋で泣き崩れた。
その後の夕ご飯は嬉しすぎてステーキ肉にしちゃったけど、今日ぐらいはバチは当たらないよね。
春になったら、あの雄英高校に通うことが出来る…!!あの時の3人は受かっているだろうか…？
入学の日、会えたらいいな…ってほっぺを緩ませて微笑んだ。
拝啓神様────
僕はまだ不幸体質でも大丈夫みたいです。
でも、もう少し幸運の方が欲しいかな……なんて。
【個性把握テスト】入学1日目から不幸です。→←今日だけはヒーロー。
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時雨.(プロフ) - tukihoさん» わしは書き溜めしてるお...まあ頑張れ！応援してるぞ！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 76959a97bb (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 時雨.さん» 時雨ちゃん!!おつかれ〜!!どうしたら時雨ちゃんみたいに毎日更新が出来るのだろうか.......。 (2019年8月24日 16時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
時雨.(プロフ) - つっきー更新おつかれー！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f27d6f3f39 (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 焦菜さん» ありがとうございます!!コメント嬉しいです!! (2019年8月17日 0時) (レス) id: 64127def98 (このIDを非表示/違反報告)
焦菜(プロフ) - なんか、主人公の気持ちわかるような気がします！これからも頑張ってください！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b99ba60722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukiho | 作成日時：2019年6月16日 9時
