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傑のリクエスト、蕎麦を食べたいと言う要望を叶えるため、歩いて20分はかかるスーパーへ行こうと門を目指していたところ、今日、初対面の超大型巨人…ゴジョウサトル君が自動販売機の目の前で唸っていた。
「…えーっと、ゴジョウサトル君だっけ?」
唸ってる彼に、声をかければ不機嫌な様子のゴジョウサトル君は、特殊な目で此方を見た。
「なんでフルネーム…つか、お前…えーっと、双子の…」
「夏油A、ゴジョウサトル君はなんで自動販売機の目の前で唸ってるの?」
「…はっ!?う、唸ってねぇし!!」
ばっかじゃねぇの!?と慌てる彼に、ドゥドゥと言えば、馬鹿にすんな!!と怒鳴られる。
ははっ、よく分かったね。馬鹿にしてるって
「…もしかして、飲み物で悩んでたの?」
「!!…ちげぇし」
「そっか、でもゴジョウサトル君「五条か悟でいい」…五条君、すごい迷ってたじゃないか。コーラのボタンを押そうとしても、手を引っ込めてたし…」
「…………こーら、飲んだ事ねぇから」
「え?」
ごめん、小声だったからもう少し大きな声で言って?と言えば、コーラを飲んだ事がないんだよ!!と半ギレされた。
半ギレ要素何処にあった?
「…今時、コーラ飲んだ事無い人はじめてみたよ。」
「人を珍獣みたいに言うんじゃねぇよ」
「でも、本当にコーラ飲んだ事ない人って早々いないんじゃない?…あ、もしかして良いところのお坊ちゃん?」
「「…………。」」
僕の言葉に、急に沈黙した五条君
え?本当に良いところのお坊ちゃんだった…??
「チッ!!」
急な舌打ち、そして乱暴のごとく迷っていたコーラのボタンを押して、不機嫌な様子で僕の横を通りすぎていってしまった。
…地雷だった感じっぽいね、今の。
けどまぁ…とりあえず夕飯作るの遅くなっちゃうから早くスーパーに行こう。
春とは言え、少し肌寒いからね
「傑〜」
ただいま〜と傑の部屋にはいれば、机の上でうつ伏せになってる傑がいた。
大丈夫?と声をかけると、お腹空いた…と声枯れしているような声色で言ってきた。
「あははっ、ごめんね。傑に美味しいごはん食べて欲しくて。今から作るからのんびりしてて?」
「……そうするよ」
そう言うと、ベッドにごろんと転がった傑
ははっ、これじゃあどっちが兄なんて分からないじゃないか。
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スコッチ大好き - ファンになりました。 (8月30日 18時) (レス) id: 0f07dfea71 (このIDを非表示/違反報告)
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