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夏油傑side
「よくそんなに食べれるね、二人とも。硝子見てごらん?ポテトとコーヒーだけだよ」
「育ち盛りだから腹減ってんだわ」
「にしても、Aって羽振り良いよね〜。後輩までに奢ってあげるって」
「一年生、3カ月ぐらいだとまだ、任務で貰える"これ"が違うだろ?」
ハンバーガーをチマチマと食べながら、金ジェスチャーするAに何となく分かると頷く
そう、術師としてガッツリ貰えれるのは4カ月たったぐらいか半年ぐらい
最初は誰でもスカウトだったりすると、4級からのスタート。だから半年ぐらいで3級や2級に上がれたとしたら結構ガッツリ貰えることもある。
まぁ、例外として悟のように認められた奴だと、半年も経たずに一級までになるけれど
「つーかさぁ、A、ハンバーガー一個ってどーなんだよ?それだけで足りんの?」
「足りるし、僕はこれだけで良いの。」
「えぇ!?先輩も僕達と同じ育ち盛りですから、食べなきゃですよ!!」
悟の言葉に便乗して、リスのように食べてた灰原が、僕のポテト半分あげます!!と紙が敷いてあるトレーの上に乗っけて、食べてください!とキラキラな笑顔の灰原
そんな灰原の笑顔に目を細めるA
「…でもさ、灰原の分、無くなっちゃうけどいいの?」
「A先輩、僕より細いですし食べなきゃダメですよ!ね?夏油先輩!」
「うん。」
「そーそー、灰原の言うとおり、Aももう少し食べた方がいいんじゃねーの?」
「骨折とかしやすそうですもんね」
灰原の言葉に続き、ラストの七海の言葉に、骨折したこと無いし。と言うような顔で、ハンバーガーを食べながら、お裾分けして貰ったポテトを食べるAは少しばかり可愛かった。
「じゃあ、私とAは少し用事あるからまた後で。」
「おー、後でな〜」
そろそろ夕方過ぎの良い時間帯になり、私とA以外は、高専の寮に帰ると言うことで駅前近くで悟達と別れた。
「傑、ケーキとか買っててあげよ。喜ぶよ」
「そうだね、じゃあ、おばちゃんのお店行くかい?」
「うん、たまには顔見せなきゃね」
Aの言葉に、心配性だからね。と伝えれば、私がやんちゃし過ぎだからだと言われる。
まぁ、事あるごとに喧嘩した後に手当てしてくれたり、ケーキ食べさせてくれたりとかあったもんなぁ
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スコッチ大好き - ファンになりました。 (8月30日 18時) (レス) id: 0f07dfea71 (このIDを非表示/違反報告)
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