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傑が悟に見えないようにと、塗壁を置いていって数分
悟は、どけよ〜と塗壁を弄るが塗壁はそんなのお構いなしに、ぐぅぐぅと笹の辺りを占領していた
「悟、諦めなって。塗壁は、結構自由気ままな性格だから、数時間はそこから動かないよ」
「えぇ…んだよそれ………」
クソーと言いながらも、塗壁が占領していない笹辺りに、悟は短冊をくくりつけた。
諦めが早くて良かった。
「…Aー、Aは傑がどんなこと書いたかわかんねぇの?」
「えっ…エスパーとかじゃないからわからないよ」
「…だよなぁ」
「あー…でも、傑が書きそうな感じの言葉なら何個か候補があるよ」
「まじ?何々?」
「『健康で居れますように』とかね」
「…普通だな、それ。」
「逆に悟は何て書いたの?」
「俺?俺は、お前らと一緒に居れますよーに。って書いといた」
悟の言葉に少しばかり、ポカーンとしてしまう。
悟がそんな事を書くなんて思いもしなかったから。
いや、悟がそう書くのは良いことたなんだけどもね?悟だから…その、『世界中のお菓子を食べまくりたい』とかそんなのを書きそうなイメージだから意外と言うか…
「…んだよ、その顔は!」
「あ、いや…意外だなぁって。」
「そうかよ…つーか、俺の教えたし、Aの奴も見せろ!」
「んー、なんも面白味はないよ?」
ペラッと悟にくくりつけてない書いたばかりの短冊を見せれば、何故かフリーズした悟
僕は、おーい、フリーズしてるぞ〜と目の前で手を振ると、ハッ!とフリーズが治る悟
平気?と伝えると、お前さぁ〜…と呆れたような声
「ふふっ、そんなにかな?僕的には、それが願いだから」
「『皆と仲良く過ごせますように』ってのが?」
「うん、僕にとったら傑は勿論、悟や硝子、夜蛾先生や補佐官の人達が…うん、大切な仲間だからね」
「………はぁー、俺もAの事、大切な仲間だと思ってるわ」
「嬉しいこと言ってくれるね。さて、そろそろ夕飯時にしようか!七夕だから、今回はちょっぴり料理によりをかけよう」
「おっ!まじ?楽しみ!」
夏油傑の短冊
『楽しく過ごせますように』
家入硝子の短冊
『クズ達が静になりますように』
五条悟の短冊
『傑達と楽しいことたくさん出来ますように!』
夏油Aの短冊
『皆と仲良く過ごせますように。』
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スコッチ大好き - ファンになりました。 (8月30日 18時) (レス) id: 0f07dfea71 (このIDを非表示/違反報告)
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