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夏油傑side
夕方17時前、私は今、弟と悟に捕まっている
二人にいくら理由を聞こうとしても、すぐわかるの一点張りの悟
そんな二人に、汚れたまんまの私を部屋に返すのではなく、共同スペースに連れていく辺り、何やら見せたいものがあるようだ
「ちょっと二人とも…いい加減に……」
「傑、7月7日と言えばな〜んだ。」
「?7月7日…って、七夕だろ?」
「そ!って訳で、俺達が裏山から苦労して笹を持ってきたのでその笹に、願い事を書いて貰おうと思いまーす!!」
バンッ!と共同スペースのドアを開いて、ドカッと椅子に座らせられ、目の前にはペンと短冊
「………ねぇ…今書かなきゃダメかい?」
「「ダメ〜」」
「…はぁ………」
いつからだ、かわいいかわいい弟(双子だけど)が、こんなに聴かん坊になったのは?
あ、もしかして、悟の影響か?
「あ、硝子は?硝子は書いたのかい?」
「書いたぜ。それも俺達が見えないような所に吊るしてた」
「へぇ…」
「けど、僕には見せてくれたよ。」
「「えっ」」
「俺には見せてくれなかったのに!?」
硝子め〜!!俺とAとの差!!と怒った悟に、まぁまぁ〜と宥めるA
さて、そんな二人は置いといてさっさと書いてしまおう、風呂に入りたいし
「…………。」
ペンを持って、柄ではないけども、私なりの思いを短冊に書き込む。
多分、悟に見られたら笑われるかもしれないけど。
「はい、書けた。」
「!傑、早いね」
「二人か騒いでる内に…ね。それに、風呂に入りたいから」
「へぇ、何書いたんだよ?巨乳美女と付き合えますように〜とかか?」
「悟、そう言うこと言わない。」
「ははっ、喧嘩売ってるのかい?なら、君はなんて書いたんだ」
「俺はまだ書いてませ〜ん!」
ベーっ!とあっかんべーをする悟に、怒ろうとしたが怒る気力も失せて、私は笹にくくりつけに行く
さて、硝子は見えないところにくくりつけたと言っていたが、何処に…
「…ここでいいや」
見られても、別に恥じることではないと思い、私の目線丁度にくくりつけた。
したら、速効で悟が私の短冊を見ようとしたから、塗壁みたいな呪霊で見えないようにガードした。
まさか、呪霊をこんな風に使うときが来るとはね。
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スコッチ大好き - ファンになりました。 (8月30日 18時) (レス) id: 0f07dfea71 (このIDを非表示/違反報告)
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