your voice <Wataru.Y>

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不安が私の心を蝕む







だ、誰か助けて…！！！！！






ぎゅっと目を瞑ると









ポン









？「だいじょうぶですか？」









そう聞こえた、気がして









後ろを振り返るとそこには黒いハットに大きなサングラス









朝の通勤ラッシュの時間には不釣り合いなオーラを纏った男の人








でも、どんな怪しい恰好でも、今の私には救世主







すかさずメモを見せる






すると、携帯電話を取り出して文字を打って私に差し出した







？(○○駅で信号トラブル。安全確認の為に電車止まってます。復旧のメドは立ってないようです)









チラッと顔を見ると





ちょっと怖そう…









携帯をあたしに見せるとサングラスごしにちょこっとだけ笑った





///！！！！





わぁお！！・・・怖そうだけど・・・・やっぱり綺麗なお顔！！！








あ(ありがとうございます)









私が会釈をすると、軽く会釈を返して背を向けた









朝から綺麗な顔を拝めてラッキー！




っていつもならテンション上がるところだけど・・・






9：50！！！！






そんな幸せ噛みしめる余裕もございません！！！








うわぁ・・・会議10：00からだよ…！！








会社に連絡する術もない…







どうしよう・・・









ぐるぐる頭を巡らせて会社、もとい悠里と連絡を迅速にとるか…









あぁ〜〜〜〜もう！！！しょうがない！！！









一つ深呼吸をして、大きな背中を遠慮がちに叩いた

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