your voice <Wataru.Y>

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太「…おーーーーい」


渉「…なに？」


太「『…なに？』じゃねーよ。 最近どう？進展あった？」









撮影控室



弟組は撮影していて北山は


北「…俺寝る…」



そう言って端っこで小さくまとまっている。



規則正しく揺れる体が熟睡具合を表していて



この部屋に居るのは実質2人だけ









進展…ねぇ…









いや、俺的にはこう言っちゃなんだけど







手ごたえがあったんだよ







『あった』ん







だけど…









なんだか、様子がおかしい





メールも上の空だし



食事に誘っても、



「ちょっと…」


ってやんわりかわされちゃって




余所余所しくなったというか









俺が一歩近づくと




Aちゃんは一歩後ずさって




全く距離が縮まらない…









渉「あ゛ぁぁぁーーーーーー」









ガン!!









太「！！！」





テーブルに突っ伏した拍子にぶつけた額がヒリヒリして





渉「・・・わかんねぇ」





太「ふふっ。渉、かわいーね」








そんな俺を両肘付いて顔に手を当てる太輔さん程可愛くは無いですけど？








渉「…全然わかんねぇ！良い感じかなーって思っていた矢先、急に距離取られるし…。
でも、そっとしておいたら、そのまま音信不通になりそうだし…」









そうだよ、俺らはメールでしか繋がってない…






もう返ってこなくなるんじゃないか…




ってビクビクしてる









太「…恋する乙女だねー」







渉「太輔ならこの状況どうする…？」









藁をも掴む思いで聞いてみると…

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