your voice <Wataru.Y>

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帰りは車でマンションの前まで送ってくれて只今エントランスの前









さっと携帯に打ち込んで見せる


あ(今日はごちそう様でした…)



すると満足顔でうん。と頷く渉君









・









・・・・実はあの後、お会計で一悶着あって









・








もしかしたら具合が悪かったかもしれない


でも、私を気遣って誘ってくれたし


聞き取れない時、聞き返しても嫌な顔せずに繰り返してくれたり


私の話をこんなにも沢山聞いてくれて


お礼の気持ちをこめて私が払いたかったのに…







渉「俺が誘ったから」



の一点張り



あ「いや！せめて割り勘で！」




って言っても





渉「いや、俺の方が食べてるし」


あ「でも、車も出してくれてたし！」


渉「当たり前だよ！こんな時間に女の子で歩かせる訳ないじゃん！」








…おっと・・・!









でも！！って食い下がると





渉「…はぁー・・・じゃあさ、次回はAちゃんってゆうのはどう？



だから今回は俺を立ててくれない？」








渉「ね？」









え？




あれ？









これって、「次」があるって事だよね…？？








あ「…わかりました。次回は絶対に私ですよ？」



渉「うん。楽しみにしてるから！」






そう言ってくしゃっと笑った渉君






その笑顔に









////









キュン…となったんです









* * * * * * * * * * * *









あ(今日は本当にありがとう。それにマンションの前まで送って貰っちゃって…)

渉(こちらこそ、今日は楽しかったです)







さらりと私が飛んでいってしまうような事を…






あ(あたしも！楽しかったし、とっても美味しかった！！

・・・あの、次何が食べたいか考えておいてね？)





さっきのアレが口約束じゃない事を確認したくって



自分から振るのも恥ずかしくって恐る恐る見せると




でも、すっごい満面の笑みで





渉(そうだね…考えておく！！)







そんな顔にもキュンとして…






あぁ…引き止めたいけど、もう帰らなきゃ…









あ(じゃあ、お休みなさい。気を付けて帰ってね)








そう言ってエントランスに入ろうとしたら…

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